「隣の家の女装男子」 親が子供のジェンダーまで決めつけようとするのがいかにこどもの精神を歪ませるかという話

なんでこんなマンガを買ってしまったんだろう（気の迷い）

でも面白かった。

なぎと短編集　隣の家の女装男子 (単行本コミックス)

おどろおどろしい表紙だし、あらかじめそういう話だという情報だけは得ていたから心の準備はしていたけれど

「女装男子かわいい」みたいなはなしではなくてガチの虐待を描いたマンガ。

子供のジェンダーを親が勝手に否定し、抑圧しすぎた結果、モンスターが生まれる。

この作品の恐ろしいところは、その虐待が、さらにその下の世代まで連鎖すること。

そして、もう誰もソレを止めることができない。

ソレ以外の話は女装関係ないけど、作者がメンヘラ好きなんだなというのがよく伝わってくる

他に収録されてる「元アイドルVTuber」という話もメンヘラだし

なんかもう、VTuberアイドル＝＝メンヘラって刷り込みをされるようでやだなあ……。

個人的に一番好きな話なんだけど、もうちょっと膨らませてほしかった