ミラーリングが下手くそな例が同日に2つ話題になっていたけれど
「たわわ」が大したことじゃない、って笑う人は、じゃあフェミニストがたわわとか宇崎ちゃんとか温泉娘とかを叩いた時「大したことじゃない」って受け入れてたんですかね? 「他人の痛みは我慢できる」の典型では。 - filinion のブックマーク / はてなブックマークb.hatena.ne.jp(ブコメ修正)/なんで自分のブコメがこんなバズった(っていうか燃えた)のかよくわからん…。本人が辛かったって言うなら辛いんでしょうに…。そのうちブログになんか書くかも。
2024/05/06 21:56
いい加減、フェミニストの方々は、単純に女性の事情を男性に置き換えたらミラーリングになるという甘えた考え方は捨てた方が良い。
それをやってる限り「この人は馬鹿だな」と思われるだけで何一つ得をしない。
そもそも男女関係は「対称関係関係ではない」ので、相手に同じ気持ちになってほしい場合性別を反転させるだけでは意味がない
そんなことは貞操逆転世界を見たらわかるでしょ
というか、別に男女に限らず、ミラーリングというのは単純にやってもうまくいかない。なぜなら、主体が違えば受け止め方が違うからだ。
相手のことを真に理解しなければ、ミラーリングなど出来ず、真に理解できるならミラーリングなどやる必要がない。希帆的に意味がないのだ。
社会でパワハラを受けている人がホリエモンに相談しても「やめればいいじゃん」としか言われないのと同じだ。
ここまで差が大きくなくてもそうなる。
例えば青◯才さんの辛さとかを理解するために、私に同じ立場になれと言われても
おそらく立場や境遇を取り替えるだけなら意味がない。脳の中身ごと入れ替えないと彼の辛さはわからない。
境遇だけなら「その境遇なら、努力すれば解決できることが多いからまずそこからやればいいだけでしょ?」って思ってしまうかもしれない。
私は彼と同じ立場になってもそこからなんとかしようと努力することはできる。彼はそれができない。
なので立場を入れ変えるだけでは同じ気持ちにはならないのだ。
ミラーリングなんかやるより、率直に「自分はこれがつらいです」って語ったほうがよほどマシだ。
むしろ「下手くそなミラーリング」を使うやつは、「こちらのことを何も理解してない」「理解してないのに分かったつもりになってる間抜け」としてしか認識されない。
実際filinionさんは今回それで笑いものになってしまったわけだ。
まぁ私から見てもfilinionさんについては「何も分かってないのになんでミラーリングなんてしようと思った。無茶シヤガッテ・・・」って思った。
まず「ミラーリングというのは相手の価値観を理解しなければ成功しない」という前提を理解しなければいけない。 女性の感覚をそのまんま転写しても男性と女性では感覚が違うので全く響かない
・「ある性の依って立つべき価値を、当事者のコントロールから外れたところで異性が娯楽として消費していること」が嫌悪感の根源であると仮定する
・ミラーリングを成功させるには、上述の女らしさに対応する、男性一般が差し出している「男らしさ」とは何かをまず理解する必要がある
・イケメン・ハイスぺ・高身長といった属性は女性が男性を比較選好する際の指標ではあっても、男性一般が女性と社会に差し出しているものではない
・男に「効く」搾取とは性器を巨大化して描くことではない。男性一般が差し出している「男らしさ」を踏みにじり、笑いものとすることである。それは何かというと・・・
というわけで、結論が気になる人は上の記事を読むと良いと思う。
ちなみに、この正解は「夏目アラタの結婚」や「容疑者Xの献身」に描かれている。
重度なネタバレになるので、未読の人はここでそっ閉じ推奨。
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はい。
じゃあ早速「夏目アラタの結婚」のネタバレですが
夏目アラタの結婚で当初品川ピエロによって殺されたと描かれる3名の犠牲者は全員自殺である。特に後者の二人はそう。
この3名を絶望させたのは、ピエロではなく家族なのだ。
積極的に死を選んだのはピエロのことを助けたかったからだが、その前に「自分の命を捨てても良い」と思わせたのは家族のせいだ。
この3名の家族のやったことこそが男性の尊厳を破壊し、生きる希望を奪う行為だった。
しかも、3つの家族ともに「家族は全然自分は悪いことをしていると思っていない」のだ。
これこそが「男性の搾取」だ。 男性の魂を殺す方法だ。
まず「夏目アラタ」の結婚を読んで被害者3名を見て「これは可愛そうだ」と思えるか、「こんなの大げさに言ってるだけだろ。このくらい我慢できないなんて男として情けない」と思うかを試してみると良い
Twitterでは「クリーチャー娘」の5巻のコマが有名だが、夏目アラタのほうがこれよりはるかにキツい搾取が行われている。
本当にミラーリングをしたければ、男性にとって本当につらいのは何かを理解しなければいけない
これを見た後であれば、ミラーリングは上手にできるだろう。
男性もネットにおけるフェミニストたちに少しだけ心をひらいてくれるかもしれない。
これを読んで「なるほど、男性が生きる希望を失うくらいきついのはこういう扱いなのか」「確かにこれは可愛そうだ」と思える人はいずれミラーリングができるだろう。
一方で、「こんなの男なら我慢して当たり前だ」と思うのであれば、ミラーリングは一生無理だろう。
「女性の私達はこんなにつらいのに、男性はつらいと感じないなんてつらい!」っていって逆ギレするだけであれば
「女はミラーリングが下手=女は男のつらさを何も理解していない」
「自分は相手のことを理解しようとしないのに、自分の辛さだけをアピールするわがままなやつの話など聞く必要があるだろうか」と思われて終わりである。
実際問題、男性は女性ほど身体体な魅力は求められていない。そこはどれだけ否定されても弄ばれても女性ほどはつらいとは感じないだろう。
ただ、◯◯◯を否定されたら、男は死ぬ。 女よりよほど簡単に死ぬ。
容疑者Xなんかはさらに顕著だ。 多分女性がこの作品を見ても、男性ほどは容疑者に共感できないのではないか。
それどころか、なんで「それだけ」のことでこんなに女に尽くしてるのかわからなくて怖いと思うかも知れない。
深津さんのツイートは別の機会に
AIを推進したい人も、反対や規制な人も、「黄色のシナリオ」のときにどうするかの議論がもっと必要な気がする。
— 深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) 2024年4月28日
お互い自分の望む未来方向のトークはいっぱい見るけど、黄色のシナリオのトークがもっと知りたい。 pic.twitter.com/skMGw9Jg92
まぁそうでなくとも、ミラーリングをする際に重要なのは論理の基本を抑えることです。
・最初に大事なこととして、逆も裏も必ずしも真ではないということを理解すること