最近重たいのばっかり読んでて頭がつかれたので軽い気持ちで読めるやつを・・・。
もうタイトルの時点で何をやりたいのかもわかるし、
そこから逸脱することも特に無い。
読者にとても易しい
非常にわかりやすく一本道でシナリオを作ってくれている。
主人公が子供だから目の前のことしか見えてない。
モヤッとする要素があってもその話中にすぐ解決される。
「EDEN」みたいにあれこれ悩んだあげくに問題解決できないまま横道にそれて次にその話が出てくるまで5巻先まで我慢させられるとかない。
夏目アラタみたいにお互いが欺き合って話の核心を最後まで隠されるとかもない。
主人公ができないことは周りが助けてくれる。
主人公がなにかやろうと思ったら周りがサポートしてくれる。
主人公が頑張るべきなのは周りの人に対して素直になることだけで周りの人間は信じられる人ばかり。
ただ、それを受け取る勇気を出すだけで良い。
心のままに行動するだけでいい。ワガママをいえばいい。
とても優しい世界だ。
屋敷の外に出たら厳しい世界のはずなのだが
それでも向こうから手が差し伸べられる。
失敗したり悩んだりしたときもそれをうけいれてくれる家族がいる。
そうやっていままでがうそのようにまっすぐ成長していく。
結構好きな作品だったけれど、いい感じになったと思ったところで打ち切りが決まっちゃったのかな・・・?
4巻になって、そんな家族が危機に陥るけれど、今度は自分が主体的に家族のために立ち回る
・・・ってできればよかったんだけどね。
残念ながらそれまでの積み重ねができていなかった。
駆け足で終わって終了。
もしかしたら打ち切りだったのかも知れない。
もともとドラマ要素は薄い作品だった。
その分、ほんのりと優しい空気が流れていて、人と人との交流はいい感じだった。
無茶言うなと言われそうだけれど、連載とかのしがらみ抜きで
Twitterとかで描いていたら、多分もっと作者の描きたいものが描けたじゃないかなっておもってしまう。
特に読む必要のない作品かもしれないが
なんというか、、、時々こういうのを読まないとしんどい。