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「風のシルフィード」17~  マキシマム・ヒヌマボークという好敵手がいなくなった後は完全におかしくなっちゃったマンガ

いろいろと残念な展開になってしまったので17巻以降は本ブログではとりあえずこちら側にメモ程度に。




凱旋門賞の前哨戦としてプリドゥポモナに出走。(ドーヴィル競馬場

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サラディン様お抱えの騎手DDと最強馬ラシューバのコンビといい勝負。

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②シモン・バルベスのもとで訓練
なんだけれどこの部分が好きになれないので飛ばし。




③ドーヴィル大賞典(G3)でリュミエールと対戦。
ここでもジェフ・カルバンというわかりやすい悪役。

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もうマガジン編集部のこの方針ほんと嫌い。
せっかくの競馬なのにヤンキー漫画みたいにする悪癖が強い。

んで、リュミエールは殺されて、そのリベンジで闘志を燃やすって……もうほんとやだ。



④んで、シルフィードはプリドゥポモナの時の負傷で左目が見えなくなる。




⑤カルバンはリュミエールの代わりにザンジヴァルという凶暴な馬を登場させる。
その結果、ラシューバも負傷してしまう。

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ラシューバとの戦いじゃなくてザンジヴァルという悪役に二頭で挑むって……もうほんとにヤンキーマンガやん。



凱旋門賞シルフィードは大逃げで勝負しようとするが、大外枠18番

あげく、ザンジヴァルの騎手は最強のレクター。

心がくじけそうになったところでマルセル君。

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もう無理w

今のマンガが昔よりずっと進歩しているのを感じざるを得ない。


⑦ラストであるはずの凱旋門賞のレースが……

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それもあるし、勝ったとしてももはやこれは競馬マンガではない。


ラシューバとシルフィードの併せ馬で、
最強のザンジヴァルと戦うという展開だけれど

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なんなのこれは……。

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蒼き神話マルス」がちゃんと競馬をやってたのに対して

こっちはとにかく悪役をやっつけるばっかりになってしまった。


唯一よかった点

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まぁこのサラディンを悪役にしたくなかったんだろう。


最終巻はもう見てられない……

競馬ファンのクズっぷりが描かれててつらい。

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とにかくこのマンガは
「良いもの」を見せるために、最初に「悪いもの」を描きすぎる。

別に今だってSAOとかアクセルワールドみたいに
わかりやすい悪役を用意する展開が人気出るみたいだから
これが好きだという人は好きなんだろうしそれを否定するつもりはないけれど

私はアクセルワールドも、この作品の中盤以降も嫌いです。



①っていうか、ラシューバとヒヌマボークがJCで同着って……

「世界の壁の高さ」みたいな話はどこに行ったんですかねこの作品は。

物語の展開のために犠牲にされたラシューバくんかわいそうすぎる。



②ラストの展開も、あらかじめそうなることが分かってたからいいけどなんじゃそりゃ感が強い

殺す必然性が全くないんですよねこれ。

だってもう引退してるんだから。

産駒を絞るというためだけにこういうことすんのふざけんな感が強い。




ただ、私が気に入らないと思う点はすべて作者さんだってわかってたはず

それでもこういうふうに描くしかなかった面は大いにあると思う。

いろんな意味で、競馬マンガを「終わらせる」ことの難しさを感じさせる作品だなと思います。




少なくとも、有馬記念までの展開は好きでした。

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