伏線というよりかはその場その場でデルウハが状況を上手い具合にこねくり回しながら都合付けてハイ次。みたいな展開の連続。
それで溜まっていく澱が定時定時爆発していくが、これも状況こねくり回して終了。
なるほどなぁと感心する展開もあるけど、要はその場しのぎの連発。
現実世界ならそういう状況もあるでしょうけど、ストーリーを練る漫画でそれやるのか……という感じは否めません。
なるほど、そういうふうに認識する人もいるのか。
私は「デルウハ殿は頭が良いし冷酷だけれど、先のことを考えているようで「その場しのぎ」で最適行動を取るからどんどん追い詰められていく」という部分が面白いしテーマだと思うんだけど。
要するに、「デルウハ殿は超頭がいいけど合理的だけど近視眼的で馬鹿なんだな」ってことだ。
我々の常識に照らすまでもなく、彼のやり方は大局的には間違ってるんだよ。こんなキャラがヒーローにはなれない。いつかは否定される。そういうナラティブが前提の作品だこれは。ストーリーとナラティブを誤解してはいけないよ。
それがお約束としてあるからこそおもしろいのに。まさか作者がデルウハ殿を肯定的に描いているとでも思っているのか。
むしろ逆だ。「局所的には最適でなくても、人として正しい道を選択する」少女たちによって今から否定されるのだ。
多分ね(できればこの予測を裏切ってほしい)
とまぁこんなうざったい前置きはともかくとして、続き行くぞおらー。
記憶をリセットするクスリは完成した。後は最強イペリットを倒せるかどうか次第だが・・・
1:デルウハ殿が準備をする前にハントレスが血まみれイペリットに突撃して全滅・・・
2:デルウハは死体を回収して、さらに10時間ハントレスなしでイペリットの猛攻を凌がなければいけない?
3:と思ってたらハントレスが思ったより優秀でギリギリ再生が間に合う時間だったので、ハントレスを皆殺しに(ひでえ)
4:血まみれイペリットの正体はまあ予想通りというかなんというか・・・
ということで、吸収された人たちを説得してなんとか攻撃をやめさせる。(騙す)
やってることはホムンクルスに取り込まれた人々の魂と語らったホーエンハイムとおなじなのに動機がひでええwww
5:説得がうまく言ったと思ったら、新執行部のやり方とおなじやり方で「イペリット」が自我を持ってしまう・・・
尻尾つきイペリット自体はむしろちゃんと人間の味方だったのか・・・。
しかしそれをイペリットの集合意志に上書きされてしまったと。
6:イペリットとの対話の結果仕切り直して最終決戦をすることに
7:あっさりとイペリットを倒しきったがその後デルウハ殿はちゃんとクスリを盛れるのか?
イイハナシダナー?
実際少女たちは未だにデルウハに何かを期待してるわけだから、すごいよね
本当に愛してるのに子供からみたときどう見えるか考えてなかった親と、子供からどう見えるかだけは考えて尽くしている極悪デルウハ殿
脳内の美談を基準に現実と関わるなアホ