マンガ喫茶でまとめて読みたいようなマンガを紹介するブログ

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○「裏バイト:逃亡禁止」11  なんでこんな表紙なんだろうと思ったけど、皮溶かされてるからの方なのか、それとも蚊に毒を注入されて溶かされてるから?


43件め 公園管理員 (神隠しが起こらないようにする)

ロリコン男性がユメハマを犠牲にして、憧れの幼女を捕まえようとするが、返り討ちにする。


これだけみるとめちゃくちゃわかりやすい話なのだが、怪異が何だったのかは最後のコマでいきなり出てくるのでわかりにくい。

神隠しを行っている怪異の招待は「蚊」である

普段は公園内にある異界(作者曰く「キングゾーン」)に潜み、18時になると公園内にいた人間をキングゾーン内に攫い神隠しに遭わせる。
こうして攫った人間たちの頭に口吻を刺し、人生を狂わせる麻薬成分を脳へ分泌しながら「血どころじゃない何か」をチューチュー吸い続けるという。
犠牲者たちは理想の夢に溺れながら現実では蚊の生き餌となり続ける。
存在が一切知覚できないわけではないらしく、現実世界でもチラチラ黒い枝のような触手状の口吻が顕現し、公園の人間を狙っているかのような演出がなされている。
キングゾーン内は「黄金に輝く場所」と形容される強烈なノスタルジーを体験させる作用があり、ノスタルジーに囚われて同じ体験を求めた者は例え生還したとしても郷愁を求め、再度キングゾーンに向かってしまう

とにかく18時以降に誰か別の被害者が入れ替わりで入ってこないと脱出できない?


44件め 仲買人 (人魚の遺体を競りで落とす)


対処方法としても風呂へ入り徹底的に匂いを落とすだけでいいが、長く続ければ続けるほど匂いが染みつくようになり危険度が跳ね上がると思われる。
最終的には夥しい数のメスを殺され怒りに燃えるオスの人魚たちが大群を率いて上陸を始めた

なんでもそうだが「依頼人はクズが多いので、依頼人の言う事を信じずに自分で対処法を考えられないとバイトは死ぬ」という点に注意。

45件め テーラー渥美の販売スタッフ(麗賓倶楽部にいって有坂嶺の噂を聞く)

これわからなかった人もいるかも知れないので説明しておくと

渥美さんの妻が有坂真由美。

有坂真由美の妹である有坂嶺は、最初のモデルとして殺された。(高木悦子が妹殺害の責任者だった)

もちろん、殺された妹の皮を加工したのは渥美。

それを途中で知った有坂真由美は渥美に殺されかけたが返り討ちにした。

渥美を殺した真由美は、渥美の皮を被って渥美のふりをしながら妹を探していた。

しかし、ついに妹が殺されていることをしったので、まず復讐として高木悦子を殺し、さらに3名を殺害した。



46件め ホテル従業員(309号室のお世話)


309号室に入りさえしなければ呪い殺される事はないものの、3階に足を踏み込めば最後、思考と認識が操られ自発的に309号室へ入ってくるよう仕向けてくるため、ユメのように視覚以外で危険を察知する術を身に着けていないと難を逃がれるのは難しい
309号室に入った者を自殺させていったのは、己の理想とするホテルを実現させるため。実のところ、長田の呪いが作用するのは3階各部屋に定められた定員が埋まり満室になるまで。
主人公2人の裏バイトが終盤に差し掛かったあたりで3階はほぼ定員に達しており、その時点で第三者に対しては無害になっていた

これまでの全エピソードの中で一番不愉快な怪異。
龍神拳とか赤ん坊もあれだが、こいつの自分勝手ぶりは本当に不愉快。
こういうクズが死んだくらいで能力を手に入れられるのはなんかズルい。

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