Q:ヤンマガで連載中の岡本倫が描いている【パラレルパラダイス】アレってどう見ても青年誌向けでは無く成人誌向けだと思うのですが、出版社はその辺りどう区別しているのでしょうか?
A:出版社によって違いはあるけど基本的に性器の描写の有無と性行為描写の割合で決まる。パラレルパラダイスは性器描いてないし性行為描写は全体の半分も無いから成年コミックにならない
最近一般誌とエロ本の区別が良くわからん。というかまぁ青年誌は基本エロOKといえばOKか。
「ふたりエッチ」あるし「すんどめミルキーウェイ」もあるし。
ちなみに「あきそら」が都条例に引っ掛かったのは近親相姦を描いているからで、エロの度合いはこの作品よりずっと控えめです。
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「パラレルパラダイス」は、うまく言えないけど自分の中で「これはエロ本だよなぁ」って感じてしまう
後述するようにちゃんとストーリーはある。
ただ、これはストーリーのおまけとしてエロがあるのではなくてエロのおまけとしてストーリーある感じに見える。
ぶっちゃけ「これ、岡本倫のことを知らなくてエロがなかったら読む?」っていうと……私は読まないかなーって思ってしまう。
そのくらいエロというかセックス描写への依存度が高い。
というか、実際全くエロい気分と無縁の立ち読み時には読み飛ばしてたし。
パラレルパラダイスの世界設定=「世界から呪いを説くために悪しき神を倒しに行く」というオーソドックスなRPG世界観。ただしエロ同人みたい
この世界の女は、交尾しないまま成人すると死んでしまう。
だからこの世界の女は、男を求めるために変化をしたのだよ。
いざ男が生まれた時にスムーズに受け入れられるようにな。
欲情の泉もそうだ。彼女たちは成人したら死ぬことは知っている。
だが、交尾をすれば死なないことは知らない。
当然だろう、30世紀もの間、男がいなかったのだ。
その間、その寿命から逃れたものはいない。
ただ成人すれば死ぬと理解しているだけだ。教えても仕方ない。
何千万というこの世の女すべてをお前に救えるわけではない。
だが、お前が話すことは自由だ。その結果どうなろうとな。
これは呪いだ。この世界の嫉妬深い神のな。
私とは違う恐ろしい神だ。だが、嫉妬深い神を殺せば呪いは解ける。
というわけで、設定はめちゃくちゃオーソドックスなRPGみたいな世界観です。
細かく言うとこんな感じの設定があります。
①異世界転生もの。一話目でいきなり異世界に飛ばされる。
②主人公は幼いころから武道・剣道を収めており素で強い。
③主人公が転移した世界では「人間の男」は主人公一人。残りの男は「カル」という悪の存在。
④女は交尾をしないと20歳までに死ぬ。主人公と交尾をすれば死なない。
⑤「カル」という存在の他にこの世界にはいろんなモンスターがいて常に女を襲ってくる。安全な場所などない。
うーん。イブニクル1とイブニクル2をごっちゃにしたようなお話だなぁ(※なお、イブニクルの方が発売は後です)
www.tyoshiki.com
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ここまではいいんだけれど。
⑥主人公が女に触れると、女は一瞬で発情し股間から汁を垂れ流し性欲を抑えきれなくなる。
一度でも交尾するとこの世のものとは思えない快楽を味わい主人公のことを好きになってしまう
はもう完全にやりすぎだろって思う。
この結果、毎回毎回交尾シーンばっかりで単純にテンポが悪い。
君もバイコーンに乗れるようにしてやろうか
じゃねえよさっさとストーリーすすめてくれw
エロシーン飛ばすと1冊当たり5分もかからずに読めてしまう。
エロシーンが目当てでないならマンガ喫茶で読むことを強くお勧めしたいがエロシーンがあるせいで漫画喫茶で読みにくい作品だといえます。
まぁ私は全く気にせず読んだけどな!
5巻から完全に別作品。「黒き夜明け」という悪者集団がでてきたと思ったら一気にシナリオを動かしてくる
青とか黒とか白みたいに属性武器の話が唐突に出てきたり
実は異世界転生ではなく「現実と夢の世界を行き来してただけ」だったりすることも唐突に明かされたりして
人が死にまくる本格バトルが始まったりする。
そういえばこの人デビュー作からグロ漫画描いてる人だったわ……。
死んでも2回までは復活できるが3回目が限界。そしてあっさり2回死んでしまうしもう現世に戻れない
海の街で一回死亡。
さらにサンドリオに移動する途中で船が難破して死亡。
この時点ですでにヨータの身体はボロボロになっている。
あげく、たどりついたサンドリオの町では
ガーディアンたちが倒すべき嫉妬の神を守ろうとして主人公を捕らえてしまう。
とかこの当たりまで読んでたんだけど……。
・・・
・・・・・
うわあ(8巻まで読んだ)
これ汚いプリコネやんけ……。
うわぁ(9巻まで読んだ)
これマブラヴオルタネイティヴやんけ……
うわぁ(10巻まで読んだ)
なにやってんのこいつらw
それにしても最初はテンポクソ悪いと思ってたけど
平均すると1巻で1ヒロインが消化できるペースで進んでるなこいつ……。
計算づくかよ。岡本倫恐ろしい……。
よくわかんないけれど、これが青年誌で連載されてることに文句を言われないわけだし、フェミニズムの人たちって寛容だと思うんだよね。「ホライズン」の表紙見て大騒ぎするシュナムルさんみたいな放火魔がいなければそもそもフェミニズムとオタクが争うことなんてないんじゃないかな。単に知らないか、「ボス猿」が騒いだ時に便乗して騒ぐしかない「要は勇気がないんでしょ」ってことかもしれないけど。私もそうなんだけれど、インターネットしてる人って基本的に「受動的に情報を受け取ってそれに反応する」だけで別にその話題に興味があるわけじゃないよね。自分で情報を調べて発信とかしないよね。だから、フェミニズムに限らず誰かが騒がない限りは動かないんだよね。イソジン買い占める人と同じで、誰かが号令かけないと動かないけど、号令かけたらいきなり思考のスイッチ切って決まった結論に向かって盲目的に動き出すというのあ基本生態だと思う。だからネットの人の憤りとか基本全部虚飾でしかない。これは私もそう。なので、そういう人たちの感情にいちいち向き合うのは意味がないことなんだろうな。うん。ネットさえみなければ私は漫画のブログの感想だけを書くおじさんなんだと思う。