×主人公がゲームの世界の悪役令嬢に転生して活躍する物語
〇前世の知識(チート)がある公爵令嬢による無双物語
2巻から面白いといったな。あれが嘘ではないのだが読者置いてけぼりじゃね?
あらゆる要素を一気に導入して銀行設立、税制改革までやって、商業ギルドがそれを支持する?
んなわけあるかい。
やってることが間違ってるわけじゃないが、部下も商人たちも主人公の思惑通りに動きすぎ、順調に進み過ぎ。
そして、おそらくこの作品を読んでる読者さん、この改革の内容についてこれてないはず。
そして宮廷事情と教会との関係とか、他国との勢力関係というマクロ事情まで取り扱っており、ぶっちゃけ情報を詰め込み過ぎだと思う。
とはいえ、かなり野心的にあれもこれもやっている。
銀行
保険
税制改革
戸籍作成
まで全部やろうとしてる。
特に大きいのが「教育」を急ピッチで進めているところ。
所有権や人権の概念すらあいまいなところにそれを叩きこむという。
こんなん普通に王様でない人たちがやってたら危険思想や叛逆のおそれありとしてやられると思うんだがなー。
この時代と現代の制度の「中継地点」を考えて描写してくれたらもっと面白かったかもしれない
この作者さんは、かなり素朴に「現代の文化や制度が先進的で理想である」という発想に基づいて
この領地をどんどん現代化していこうとしてるわけだけれど。
そして実際これらは人類の叡智そのものではあるのだけれど。
テクノロジの発達なくしてできないこともたくさんあるのだよね。
このアイリスがやってることは
ドラクエ3で「商人の街」を作るようなものと同じじゃないのかなと思ったりもしますね。
「異世界薬局」では改革に対する抵抗勢力みたいなのも描いてたけど、
この作品は今のところその反動が全く描かれてないんだよね、
あまりにも素朴すぎる。 このあたりについてひたすらどんどんと進化させていこうとするのか
途中できちんと止めて別の話に切り替えていくのか
そのあたりがちょっと気になるかなと