原作の劣等生のほうは九校戦がとにかく壁というか読んでてめんどくさい。主人公の「技術的な優秀さ」と「謎の多さ」をアピールするばっかりでそれにむりやりさすおにさすおにしてたので読んでてめちゃくちゃストレスがたまったんだけどこちらはちゃんとプレイヤーとして妹が動いているので、読んでいてとても気持ちが良い。
原作で描かれなかった対戦部分も描かれている(ほのかの水上レースなど)し、美雪と雫の大戦においても、当事者として戦ってる描写なのでしっくりくる。サブキャラ同士の戦いなのに力量差が圧倒的すぎるとみててしらけるので、直接戦ってくれた方が気持ちが良い。
とにかく敵側である三高の選手が丁寧に描かれていてとても好感が持てる。
ワンパンマンもそうだけど、戦闘シーン入れるなら、単に「〇〇つえええ」ってだけなら飽きてしまう。ちゃんとバトルになってるほうがいいしね。たとえ力関係ではかなわないとしてもライバルキャラの矜持を描くとかそういうのしっかりやってくれてるの、外伝としてとても良いと思いました。
- 作者: 森夕,佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/03/27
- メディア: コミック
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後でほかの魔法科高校のコミカライズについても言及します。悪く言ってるように聞こえるかもしれないけど、私は魔法科高校好きです。キャラもいいし世界観もしっかりしてて楽しいですよ。ただ見せ方が悪いだけで。