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あれれ、財政出動の真水部分がとりあえず3兆円あるだけでもましかと思ったら、これ大幅マイナスじゃね?

ひとつ前の記事の続き。

「真水」定義の振り返り

http://m-words.jp/w/%E7%9C%9F%E6%B0%B4.html

真水とは、政府が経済対策を発表すると、「事業規模10兆円」という風にその対策全体の大きさが示されるが、その全額が経済成長率の押し上げに直接効果があるとは限らない。そのため、実際に「GDP(付加価値)を直接増やす効果のある対策」を測る概念のことを真水という。ただし、厳密な定義はなく、代表的なものとしては公共事業費のうち、土地取得のために使われる用地取得費(事業費の15%程度)を除いた部分を真水といい、また、災害復旧費や減税も真水といわれている。また、経済対策のうち真水に含まれないものとしては、住宅公庫など政府系金融機関の融資枠拡大、公的資金による公共用地先行取得や株式買い上げの費用などが挙げられる。

中小企業の資金繰り支援などの経済対策は、実際に支出されるかどうかわからないので全額は真水に含めない。公共事業のうち用地取得費などは新たな付加価値を生み出さないので真水に含めない。また、減税の場合、貯蓄に回る分は真水とはいえないとされる

安倍政権は2013年にも財政投資を実施しているそうだが、実際はどうだったのか?

事業規模20.2兆円の緊急経済対策を決定、赤字国債発行は見送り | ロイター

安倍首相は今回の経済対策について記者会見で「従来とは次元の違うレベルで一体かつ強力に実行する政策パッケージの第1弾だ」と説明。「補正予算による財政支出13兆円、事業規模20兆円超の対策は、リーマン(ショック)後の臨時異例の対応を除けば史上最大規模だ」と強調した。経済対策の効果は国内総生産(GDP)を2%押し上げ、60万人分の雇用を創出するという。

当時は株やってなくて全く興味なかったから全然わからないです。今回よりはるかに大規模に見えますが……


財政出動の本当の姿 - 経済を良くするって、どうすれば
を見る限り、この時もインチキだったようだ。

今回の補正予算の「実質」は5.2兆円だけであり、それが本当に需要増に転化するかは、更に吟味が必要だ。即効性があるとされる公共事業は、復興事業によって供給が逼迫しており、執行に難が出る可能性があるし、地方への交付金が思惑どおり執行されるかの問題もある。また、経済対策の中身には「基金」や「出資」が多く、そうしたものは、設備投資に結びついて初めて需要になるもので、退蔵されるおそれもある。

日本の財政は、大規模な財政出動をしたつもりになっても、前年度並みにとどまるような仕掛けが施されてある

リーマンショック時に麻生政権で行われた財政出動の真水の大きさは15兆円!

なぜ誰もデフレの危機を叫ばないのか / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社
だが、この時も明らかに他国と比べると財政出動が小さく、あまり効果があったとはいえないのかもしれない……。
この時は逆に金融政策を全く実施しなかった(できなかった)ことも大きいのかもね。


世界の中心で財政出動を叫ぶ! ( 国際経済 ) - 廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ - Yahoo!ブログ
こんな意見もあるから、ちょうちん持ちにすぎない森永卓郎がいい加減にあおっただけかもしれないけどね。




そもそも、実はかこのこれだけの経済政策が実行されていた……!この中で効果があったと思うものってどれだろう?

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5090.html

こうしてみてみると、今まで私がいかに経済に興味持ってなかったかよくわかってつらい……




もはや思い切った財政出動ができないのは、やはり財務的な問題がやばいからだろうか?

http://www.mag2.com/p/money/14183

この記事はちょっと眉唾なところあるので、またいろんな目線からチェックしてみたい。




追加歳出が3兆円だけだと、実質は去年よりマイナスになるってこと?

http://blog.goo.ne.jp/keisai-dousureba/e/fb0a91b4fdafaae9c9f9205eddc66be3

まず、押さえておくべきは、以前も指摘したように、2016年度は、国・地方・年金を通じて、5.8兆円の緊縮財政になっているということだ。昨年末には景気の停滞は明らかだったのに、GDP比で1%を超える緊縮をしておいて、今度は緩めようというわけだから、日本の御家芸「ストップ&ゴー」の発動である。経済対策は、エンジンを吹かすと言うより、ブレーキを緩めるものと位置づけられる。

経済対策の見どころは、先の5.8兆円の緊縮を、どこまで緩和するかになる。

前回の1月補正の追加歳出(国費)は3.5兆円であったから、そこまでは現状維持で、これを上回る分だけが本当に景気を浮揚させる力になる。仮に、秋の補正の追加歳出が5兆円とすれば、意味があるのは1.5兆円だけだ。なお、熊本地震のための5月の第一次補正では、予備費0.7兆円と災害救助費0.1兆円が計上され、予備費のうち0.2兆円の使用が閣議決定(5/31,6/14,6/28)されている。残りの0.5兆円は、第二次補正に組み込まれると思われる。

(中略)併せて歳出も2.1兆円増やさないと、財政中立にならないということだ。予算編成については、2016~18年度の3年間の歳出の伸びを1.6兆円に抑制する方針があり、実際、2016年度は0.5兆円強にされた。このままなら、2017年度の本予算は、1.5兆円程度の緊縮になるだろう。結局、今回の補正で1.5兆円緩和しても、本予算で1.5兆円締め、差し引きは変わらない。

あれれ、真水とりあえず3兆円あるだけでもましかと思ったら、これ大幅マイナスじゃね? 

2013年の時は10兆円の真水と言っておきながら実質は5兆円だったという話と同じで、今回もアナウンス効果はあるけど、実質的には2015年度と比較した時にマイナス2兆円という話なような気がしてきた

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