ちなみに、この著者はれいわ新選組支持者っぽいのでそこはちょっと差し引いて考えておいたほうがいいです。
あと、この本は「人間の労働からの疎外や人間の商品化といった人間性が資本主義によって奪われているという問題」には全く触れていないので、マルクスの資本論に興味がある人にはほとんど価値がないです。
マルクスはなぜあれほどまでにヒットしたのか
そうなんだよ・・・「貧困と格差」を問題と定め、それを解決するためにここまでハッタリをかました人は過去にいない。
で、井上さんはそのことを賞賛してるんだけれど、
私は、だからこそマルクスが死ぬほど嫌いなわけですよ。
このあたりは本当にこの人とは思想が相容れないなあ・・・。
井上さんは「自分はなすべきことは全部分かってる」
後はそれを実現するためには、正しい考え方をもった人間がデモをやるべきって言ってるわけ。
言っちゃ悪いけれど、割とほんの前半に描かれている共産主義者に近い考え方をしてるんだよね。
ぶっちゃけ、気候変動をダシにして最終章(打倒財務省・打倒プライマリバランス主義者)が言いたかっただけだろってくらい後半が雑だったのでこの人のこういうところ本当に悪質だなと思うけれど、それでもこの本はかなり丁寧に描かれていて、ツイッターと比べたらだいぶ好感を持てる内容だった。
この続きはcodocで購入