マンガ喫茶でまとめて読みたいようなマンガを紹介するブログ

★はおすすめ。◯はまあまあ。△は自分は好きだがおすすめではない。☓は読まなくてヨシ!

「ガチ恋粘着獣」  推しと恋人との違いについて

「恋人ではなく推しからしか得られない感情」って何なんだよ……て思うけどなんとなくわからんでもない。

推しというのはメイド喫茶やホストと同じで「約束事」によって成り立つ関係だとおもっていて。
一方的に「この人はこういうキャラであってほしい」っていう願望を押し付けてそれが演じられてる間は応援するってことでしょ。

で、それって二次元でやれば簡単なんだけど二次元は供給量が少なくて物足りないから2.5次元や3次元に求めるんだよね。

恋人と推しとの違い

ということは、恋人と推しが違うのは「一定以上の距離を取っていること」こそが重要なはずだ。

恋人との間は「お互い様」の関係だ。お互い妥協が必要になる。

んで、推しってのは一方的に自分の気持を押し付けられる関係なんだろう。つまり「相手に触れない限りは際限なく自重せず愛せる」ところがメリットなんだと思う。誰だって人を愛したいけど、愛した結果のフィードバックが返ってくるのがしんどいのはわかる。一方的に誰かを愛せるのはとっても楽しそれを求めること自体は悪くない


ただ、それならだ。

推しをやりたいなら、相手に近づきすぎちゃダメ出し、まして触れちゃダメだろ。
本作品に登場する女性ってみんな相手にふれた時点でもう推しは無理だということを理解してないのがいやだ。
「推し」の感情って、直接ぶつけられると超絶に気持ち悪いってことくらい、推してる自分が一番わかってるはずなのに。


「推し」というのは、自分が一方的に距離を引いて、自分側には踏み込まれたくないのに、自分は相手にズケズケと踏み入るという関係性だ。
だからこそ「キャラ」や「お約束ごと」以上に踏み込まないというルールが絶対に必要になる。

そのルールを逸脱して、リアルに接しているのに「推し」ですというのは相手からしたらかなり気持ち悪いということを自覚すべきだと思う。
そのあたりの気持ち悪さは「私の推しは悪役令嬢」でこれでもかと描かれている。


だから「推し」と言ってる限りは、絶対に相手に一定以上踏み込んではいけない。

相手に何かを要求してはいけない。当たり前だ。その約束を破ったら推しの関係は破綻する。そこからさきは「普通の」人間関係になる。その境界線をちゃんと理解しておくべきだ。

【スポンサーリンク】