「バンデット」の作者さんの作品であるが
ぶっとんだグロ描写が目立つ作品だけれどめっちゃ面白い。
とにかくどの登場人物もキャラがたちすぎである。
誰がここまでやれといったというくらいにぶっ飛んでて我や欲が強すぎる。
「神話の登場人物」を読んでるようなやりたい放題ぶりである。
実際やってることも人間離れしている。
ラプラスの魔みたいなやつもいる。
もう完全にこれラグナロクかなにかだろ。
ストーリーに関係ないけど「鬼ゴロシ」のカツ丼のシーンだけでももう面白い
ただでさえ神話のようなぶっ飛んだ世界観に、さらにバランスブレイカーが放り込まれたことで完全にカオスな展開に
本来は「将門家」と「御前と愉快な仲間たち」という
麻薬と暴力絡みの親子喧嘩がベースにあるのだが
坂田周平というカタギの人間が絡むとその全てが破壊されてしまう。
混沌を縛ろうとした者たちがいた。
試みはことごとく失敗に終わり緊迫はついに解かれた。すべてのものたちに計画があった。
坂田周平のちらした火花に引き寄せられ死体の山を築き
最後には全員が死体の山に加わることになる。
ちなみに、坂田周平はヤクザになったことは一度もなくてただの工員ですから!
そして、そんな坂田だが、さらに娘が参入してカオス度は加速する。
絶対真似できないし、こんな世界にいたら秒で死ぬから嫌なんだけど、でもここまで自由奔放だと憧れはするよね
そして、今の世の中では善悪を超越してぶっとんだ存在は、神ではなく「鬼」なのだ