13巻でいったん第一部は終了。
14巻からはDEAD TUBEが壊滅し、DEAD TUBE NEOが始まり
新しい登場人物たちがそれに巻き込まれていくという展開。
もう「黒幕であった父親」も倒したので
主人公につよい動機がなくなってしまっておりDeadTubeを引退していたが、
主人公の信者が彼の復帰を促すために
DeadTubeNeoを企画して再び惨劇を起こすという流れらしい。
第一部と同様に、
DEADTUBE運営自体に大した力があるわけじゃないのに
死人が出てもなぜか警察が動かないという
北斗の拳以上の世紀末状況が一番の笑いどころ。
あと今回でおもしろかったのは
夫が妄想小説を書いただけで
傷ついたといって夫を殴り殺し
さらに被害者ぶってる女の人が登場したところ。
誰かを殴ることで幸せを得た人は
その次にもっと過激なノルマを課されるという構図。
被害者ぶって人を傷つける奴よりは
妄想の中だけで満足してるやつの方がキモくても善良だよね。
このことがわからん人が実際にネットでもたくさんいるのが怖い。
大筋としては、主人公がDead Tubeに復帰しただけなのでまだ物語は全然動いてない。
とにかくこの作品は人の命が軽すぎるので
いちいち人間の動機とかきにせず読み流せる。
死人が出てるのに
俺TUEE作品なみに展開が「軽い」わけだけれど
人死にを描いていながらこういう軽さを維持できるのが逆にすごいと思う。
最後までこの軽さを保って走り切ってほしい。
とはいえ、そろそろ飽きてきたから終わりにしてほしい。