1巻
ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 雨瀬シオリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: Kindle版
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1話
この知識が良く役に立つ場面があるとすれば、死が近づいた時とか。
倫理は主に、自分が独りぼっちの時に使う。「宗教とは何か」
信じられるものがなくなった時、死が目前に迫った時。「より良い生き方を考える」
人間関係がうまくいかない。他人をうらやんで、ねたんで、うまく生きることができないとき。「幸せとは何か」
悩みが絶えず、苦しい。憂鬱。私は何のために生きているのか。そういうことで心が詰まりそうなとき。「ジェンダーについて」
男はこうあるべきとか、女はこうしなきゃダメとか、そんなこと誰が決めた?と思った時、「命とは何か」
死にたい、、、と思った時。どうですか?別に知らなくてもいいけれど、知っておいた方が良い気はしませんか?
貴女が、倫理の授業を選んでくれてよかった。
倫理は人の心に触れ、自分の心に触れてもらう授業です。
2話 他人がつまらなく思えたとき
3話 自分だけが被害者だと思う時。
いじめる方にも、いじめられる方にも原因があるっていうんなら。
どうすればいいんですか。僕は誰を助ければいいんですか
4話 愛してはいけないものを愛してしまった時。自分が悪いことをしてるんじゃないかと悩んだとき
アレテー。「魂を傷つけずに生きるとは。良く生きる、とは」
我々人間は、それが悪いとわかっていても。それを行わずにはいられないときがある。
嘘をつくのが悪いことだとわかっていても、つかないことには生きられない。
人間はよいことと悪いことを繰り返しながら学んでいく。
時に間違え、反省し。悩みながら歩んでいくのが、きっと
良く生きるということなのですよ。
5話 退屈だけど何をしていいのかわからないとき
不安は、自由のめまいだ。
2巻
ここは今から倫理です。 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 雨瀬シオリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/06/19
- メディア: Kindle版
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6話 人間関係の理に悩んだ時
物理はモノの理。倫理は人間関係のことわりを学ぶ授業です。
意志を見ずに投げ入れたとき、
なぜ水面に波紋が生まれるのかを考えるのが物理で。
人に言葉を投げかけられたとき、
なぜ心が波たち、苦しくなるのかを考えるのが倫理です。
大事だと思うんだけどね。どちらも
絶えず鏡に自分を映し、
美しければそれにふさわしいものになるように。
見にくければ教養によってその醜い姿をかくすように
7話 何が正しいのかわからないとき
8話 自分が何者であるかに悩んだとき
あなたは悩んでいたのですよ。必死で考えていたんです。
自分が何者なのかを……そしてあなたは、自力で…なんであんな行動をとったのかの答えを考え出した。あなたは自分がどんな人間なのか自覚した。
他の人間に比べて能力が優れているか劣っているかなんてどうでもいい。貴方があなたという人格を有した。それが一番素晴らしい……
特別な人間になる方法は私にもわからないけれど、
悩むことは人間にしかできないもの
どんどん悩んでいいとわたしは思う。
9話 本当の私
ペルソナの話。
「人格」を手に入れるためには4つの性質が必要です。
・主体性。自分が自分であると自覚していること。
自分と他人がちゃんと別の個体だと自覚していること
重要なのは「自己を批判できること」これができない人間は幼児。
自己決定能力や自己批判はそのくらい重要。・所有性。自殺ができるということ。
人間は身体に支配されるのではなく人格が身体を支配する。
・統一性・一貫性。
一人の人が複数の人格を持っていたとしても、れぞれに統一性がなければ、それらが人格かどうかはわからない。
→SNSとかで別キャラを演じすぎてると、ペルソナが破壊される。
・責任制。
責任を負いうること。責任を感じない人は人格ではない。
SNS上のペルソナを愛するあまり、学校の生徒としてのペルソナを無視してるのがよくありません。
安村さん、ここにいるのは、貴方です。
仮面をきれいに磨くのも大事だけれど勉強は、仮面をかぶるあなた自身を磨くもの。役者が美しくなればなるほど、仮面ももっと美しくなる。
学校は、貴方という役者を磨く場所。それを忘れないで……
貴方はあなた。私の大切な教え子。演じてくださいますか?
3巻
- 作者: 雨瀬シオリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/04/19
- メディア: コミック
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10話~11話 何が善か悪かが分からなくなった時。悪の方が心地よいと感じてしまった時
倫理なんかくそくらえって思いながら生きてるけど。あんたとこうして口論することだけが、俺がしてる唯一の倫理的なこと
あなたがもし、悪に触れて怖いと思い、
今学校という正しい場所を不快だと思っていないなら。
二度とこんなことしないでください。
ちゃんと考えなさい。自分にとって何が善か悪かくらい!
12話 他人としゃべることがないと思った時
場面緘黙症とは違うのかな?
13話 勉強しなきゃとは思ってるけど勉強が楽しくなくて苦痛になってしまった時=自分を一番大切にできないとき
他者への没頭は、それが支配であれ妨害であれ、愛情であれ憎悪であれ、つまるところ自分から逃げるための手段である(エリック・ホッファー「魂の錬金術」)
おせっかいな人で、悪意を持たないものはいない。(フランシス・ベーコン)
貴方は努力ができて親思いで、とても立派な人です。どうかそんな自分を一番に愛して、自分のために生きてくださいね
14話 ウェイウェイな雰囲気に疲れて一人になりたくなった時
集団になると、個人は消える。すると気が大きくなり始めて
わずかでも道を外すと、暴徒という名の怪物と化す。
個人ではとてもできないむごいことを、集団はできてしまう。
同調しろと言ってるわけじゃないです。受容です。