「50歳以下の人に届くねんきん定期便に記載された年金額は実際にもらえる年金の見込額ではない」
いやいやいや、なんで正確でないどころか半分少ない見積額をわざわざ手間をかけて送ってくるのか?
これについて、将来厚生年金が将来的に会社積み立て分をなかったことにするため、というのが橘さんの意見のようです。
厚生年金はクソ
「年金返せデモ」ですが、サラリーマンが「厚生年金から脱退させろ」とか、「会社負担分を含む年金保険料を全額返せ」と要求するのはきわめて正当です。これで20歳の若者は4000万円ちかい損失を回避することができます。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
国民年金と厚生年金の格差について多くの反響がありますが、これについては経済学者がすでに試算しています。もっとも有名なのは下記です。「衝撃的な内閣府版「社会保障の世代間格差」」 https://t.co/maO4dCvZ52 厚生年金のモデル世帯(40年加入で、専業主婦の配偶者有)の世代間損得です。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
これは内閣府経済社会総合研究所での鈴木亘さんら経済学者の議論をまとめたもので、2012年に内閣府がHPに公表し日経新聞が報じました。この時点では、すくなくとも内閣府は、社会保障制度が若者に巨額の損失を押しつけている現実を正しく認識していました。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
しかし民主主義では、政治家が選挙重視で老人に何の説明もしない限りはどうやっても現状維持にしかならない
独身や共働きのサラリーマンは専業主婦の年金を肩代わりしているので、「三号被保険者制度を廃止しろ」と要求すべきですね。それに対して専業主婦やその夫は、「私たちの年金を破壊するな」と抗議するでしょう。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
そして戦後日本社会の主流派(マジョリティ)である団塊の世代は、ほぼ全員が年金受給者になったので、「年金制度に指一本触れるな」と叫ぶにちがいありません。このなかで誰の声がいちばん大きいかはいうまでもないでしょう。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
その辺、無料漫画にしてみました。
— あむぁい ⋈ (@amulai) June 17, 2019
(癖が強いのは私の作風です)https://t.co/2ghfVvhpJM pic.twitter.com/Jml5dA4gRv
それが「見ず知らずの他人への仕送りに同意した覚えはない。ちゃんと損得を教えろ」と加入者の価値観が変わったことで、「年金はバーチャルな積み立てで、支払った額に相当する受給権を国が保証している」という理屈に変わりました。北欧なども同じなので、これは問題ありません。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
それが「見ず知らずの他人への仕送りに同意した覚えはない。ちゃんと損得を教えろ」と加入者の価値観が変わったことで、「年金はバーチャルな積み立てで、支払った額に相当する受給権を国が保証している」という理屈に変わりました。北欧なども同じなので、これは問題ありません。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019
私が厚生年金の仕組みに気づいたのは20年前で、「こんなのにとてもつき合ってられない」と思ったのが、フリーになることを後押ししてくれました。
— 橘 玲 (@ak_tch) June 18, 2019