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現在の予定「アルスラーン戦記」→「双亡亭壊すべし」→「幼女戦記」→「ふしぎ遊戯」→「魔法使いの嫁」

インスタントバレット3巻  推しの子はむしろibのときよりも退化している? ibの時はSFのギミックを用いたとは言えちゃんと生存ルートを作れたのに。推しの子ではそれすらできなかったのは完全に作者の性癖ですやろ


推しの子は、救いがまったくなかったサリナのために、神様が「代償」と引き換えにチャンスを与える話だ。
サリナはルビーとして生まれ変わることに成功するが、その代償として「勝手に」「サリナの意志を無視して」犠牲になっていき、サリナがそれらを拒否権なく全て背負うことを余儀なくされるという血も涙もない話だ。
作者が最初からそういうふうに決めていた以上、しょうがない。
それはそれとして、サリナみたいな存在についてibでも言及があったのだねえ。



魔女さんの名前は古砂夢。能力は「ラプラスの魔」と「時間操作」

動く人間が怖かった しゃべる人間が怖かった 笑う人間が怖かった 親に捨てられて 周りからも奇妙な 視線を投げられる きっと私は人から好かれる人間じゃない 誰からも愛されることなんかない 誰も愛することなんかない そう思ってた

いつ彼に恋をしたかなんてのは 答えるのが難しい質問だ 昨日 思い返すように 未来を見た いつか来る未来の景色を私はまるで大事な思い出のように感じた未来 いつの日か 私は人を好きになる 深瀬くんという 少年 まだ出会ってもいない どんな人なのかも分からない だけど誰からも愛されることなんかないと思っていた 私の心に希望をかすかな明かりを彼はともしてくれた だからいつ声に落ちたかなんて自分にもわからないの それでも いつと遠野 ならやはり最初から と答えるしかないのだろう

未来の私は だいぶ変わったらしい 大人になれば誰もが自然と変わっていくのだろうか それとも彼が私を変えていくのだろうか この先の未来は知らないでおこうと思う

ちなみにこのあたり設定は面白いのだが、描写が未熟すぎて、見てる側としてはポカーンとしてしまうよね。

今の赤坂アカなら、このあたりねちっこく描けるだろうし、そもそも3巻でこの展開は持ってこないだろう。どうするのだろうね。



このあとのギミックが赤坂アカオリジナルで、本当に素晴らしいと思う


私は一度だけ この能力を使いました だから私は本来この時間軸の人間ではありません 少し未来から来ました 当時10歳だった私は事情があって 本来と 時間軸から5年前の2003年8月21日 あの火事の日にタイムスリップし 以来私はこの時間軸の人間になりました そんな話はどうでもよくて肝心なのは過去ではなく これからの話です 私が残したあの子の話です 私たちには何もなかった 親もいない 友達もいない自分を助けてくれる人なんていなかった だから自分を自分で助けるしかなかったんです そういう事情を汲み取ってもらえると嬉しいです

あの人のことはあなたが責任を感じる必要はないよ 最初から決まりきってたことなんだから むしろ あの人のことだし迷惑かけまくって だから 逆に私が謝らなきゃ

カラフルが力不足だったよなあ・・・

物語の構造上、この展開は自然だと思う。なにも間違ってない。

なのに、結果としてはこれが完全に失敗だった。 


最近の漫画で「ウェルベルム」が盛り上がってるあたりを考えると、ibが打ち切られたのは時代が悪かったとも言える。

2巻の展開も、「ダンダダン」と比べたらカスみたいなもんだけど、それでも十分評価されるところだろう。

それはそれとして、このカラフルはまじで魅力が薄かった。

赤坂アカは「わかりやすい悪」を作るのがくっそ下手くそだ。 「憎まれ役」を上手に作れないのだ。

そのくせ、主人公たちは世界を恨んでたり運命を憎んでたりする。

どこまでいっても噛み合わない。

ibは唯一セラという魅力的なキャラを生み出した作品だった。


しかし、カラフルとかいうどうでもいい存在がいきなり出てきて、いきなり物語の牽引役であった魔女さんを殺してしまう。

たしかに3巻の間は良かったかもしれない。 

正直3巻の展開だけならすごくワクワクする展開だった。

「推しの子」の1巻と同じだ。

でも、その後なにも物語を引っ張れる要素がなかったのが弱い。

リメイクするなら、このあたりをどう工夫するのだろうね。


推しの子の1巻が、ibのリベンジだとするなら、あまりにも趣味が悪すぎる。

これはもう、赤坂アカが、そういう性癖の持ち主だと思うしか無い。


「欠落」を意図的に作ってそこで怒りを生み出そうとする。


そのくせ、その怒りや虚無の解消方法を知らない。


進撃の巨人のように突き抜けることもできない。


自らを犠牲にして自分と同じ境遇のサリナを救うことで「代償行為」にするしかできなかったというのはかなりの驚きだ。



推しの子はむしろibのときよりも退化しているといえなくもない。

ibの時はSFのギミックを用いたとは言えちゃんと生存ルートを作れたのに。推しの子ではそれすらできなかった



いや、そんな訳はない。


すでにibでやってる以上能力的には可能なのだ。なによりも本人がそれが可能であることを知っている。


なら、「生きる展開」は余裕で考えられた。ツクヨミなどそれを可能とするアイテムもちゃんと設置してた。



そのうえで、あえて殺したのだ。 これはもはや作者の性癖であろう。





孤独な人間は人が嫌いなのだろうか 人を求めるからこそ人を遠ざけてしまうこともあるのではないか 本物の関係を求めるからこそ 無条件の関係を信じられない 友達にはなれない関係に理由を求めてしまう 見たことのないものは信じられない 愛されなければ愛を信じられない愛を 信じられなければ愛以外の感情を信じるしかない 利害関係 敵対関係確かな 関係しか求められないそれは黒だけの話じゃない きっと愛を信じられない 全ての人が

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