38件め 美術館スタッフ(たつ子連作の警備)
雪まつりスタッフで一緒だった大家睦実(ヤムちゃん)といっしょにバイト。
作品から目をそらしてはいけない。
基本的に見ていればいいだけの仕事だったが、
何人かスタッフに欠員ができて増員が間に合わなかったため「抜け出した展示物が他のスタッフの所を後ろから襲う」という形になってしまった。
自身を見た者をショック死させるほどの恐怖を与え、さらにその恐怖を伝播させる強力なミーム汚染。
たつ子に関心を抱く人間の精神を汚染し、自身の幻覚を見せて恐怖心を増大させ、やがては精神をも蝕み死に至らしめる。
更に言えば見られている間も動かないだけであって、ミーム汚染の性質はそのまま。
オヨツと同じく、伝染型の怪異。しかも芸術ということでミーム汚染するのでよりタチが悪い。
39件め 墓参り代行サービス(黒岩案件3回目)
主任、香山さん、下濱くんの3名が出てきた。
ちなみにちょっとわかりにくいけれど怪異はこいつら。
終盤に出てきた村人たちは全員このゾンビたちに乗っ取られている。
怪異としては他人の人間に憑依して肉体を乗っ取るというシンプルなもの。
自分たちを抹殺した藤吉村の人間を生贄にし、彼らに代わって現世に復活する事。自分たちを滅ぼした藤吉村の子孫には恨み骨髄に徹す反面、藤吉村の人間以外に対しては基本友好的な存在である。
ただし、話を信じやすい善良な人間はターゲットにされてしまう。
疑り深い人間ほど生存の確率は増していくが、生贄にするかの最終判断は高井津村の村民による独断と匙加減次第なので相変わらず生存率は運ゲー。
実際は捏造された歴史をもとに動いており、こいつらの言う事を信じる必要は全く無いのだがそれを信じてしまうと取り込まれてしまう。
左翼連中として「自分では善人だと思っている歴史修正主義者」に対するかなり強烈な皮肉が込められていると感じる。
40件め 動画配信ゲスト(百物語のリレー企画だったらしい)
崎山の妹おって草ww
この事件は全くユメハマさんは関与していない。
裏バイトが世の中に広まるのを防ぐ抑止力的な存在で、裏バイトの内容を広めようとしている人間の元へ現れては存在そのものを消してしまう。(作者曰く「しー」される)
本エピソードでは他に、配信を見ている視聴者のフリをした怪異が登場しており、彼らによって消されるか否かの判断が下される模様。簡単に言えば怪異による垢BANならぬ人生BAN。
41件め 実験助手(荒木源一郎博士)
荒木源一郎博士自体が怪異。
なにげにかなりたちの悪い怪異だったけれど、橙が特攻だったのであっけなく倒せた。
42件め スーパーマーケット店員(怪人・スーパーマーケット両方が怪異という厄介案件)
協力屋は白田くん。
スーパーマーケット自体が怪異。
「無限に繰り返され続ける日常の牢獄からの開放」を願った、言わば反逆者には容赦しない。凄まじい力で引き裂かれ、望み通り日常から(物理的に)開放される事になる。
また怪人に接しすぎた場合や、日常の檻の存在を自覚してしまった者も攻撃の標的にされるため、一度トリガーが引かれれば極端に危険度が上昇。
こうなると一刻も早くスーパーから逃げ出さなければ、スーパーの手で殺害されてしまう。
スーパーマーケットだけなら特に問題ないのだがスーパーマーケットの中で問題を起こす「怪人」が厄介で、こいつに殺されたりこいつのせいでスーパーマーケットに目をつけられるリスクが有る。
スーパーマーケットの支配に気付き、日常から開放された者が怪人へ変化する。
真実を教えてあげたいと怪人が願う者の前へ付き纏うように現れ、詳細は不明なのだが何らかの方法でスーパーマーケットの支配に気付かせ、解放された者が新たな怪人へと変貌。
客を猟奇的に惨殺して休業へ追い込むような嫌がらせへ励む
微妙に反資本主義とか反ワクチンあたりの人たちへの強烈な皮肉と、その危険性をネタにしているような気がするので連載としてもちょっと危険なネタ。
だからこそ現実的には絶対にありえないよ★っていうくらい荒唐無稽な展開にしていると思われる。