I love this city! I love my life here, where I'm free to laugh and cry with my friends!
お前オープニングで川崎市のこと「嘘みたいな馬鹿みたいなどうしようもない僕らの街」って言ってたやろ。熊本県出身者なのに!手のひら回転ドリルかよぉww
とお約束なツッコミを入れつつ、ニナが最後は笑って終わるのが良いね。
この作品はニナ以外のキャラの描写は匂わせ程度にしか描かないところが本当に良かった。ちゃんと主人公が立っていたしストーリーを楽しめた。
私はアイドルアニメにありがちの「仲間集め&キャラ紹介だけでもう7話とか8話まで言ってしまう展開」がめちゃくちゃ嫌いだ。
セットアップに時間がかかりすぎて、ストーリーがほとんど無いからだ。
エンタメはキャラが大事というのはもちろんよくわかっているが、「キャラだけ」でストーリーが毎回同じなんてつまらなさ過ぎる。
プリティーリズムとかプリパラとかは見れていたのにアイドルアニメに飽きるのは多分そういうところだと思う。
ラブライブのアニメは結局サンシャイン以降はすべて挫折した。アイドルマスターも無印とシンデレラガールズは見れたけどほかは全部挫折した。
あと最後まで見れたのはレビュウスタアライトくらいかなと思う。
アイドル紹介の部分はPVとかで済ませちゃってほしい。
アイドルもののアニメを本気でやりたいならリスクを取って13話じゃなく52話つかってやってほしい。
その点本作は、アイドルバンドアニメの作法を無視して、どちらかというと「きらら」寄りでキャラ紹介の導入は軽め。
さらに、バンドメンバー全員を均等に掘り下げるとかやらずにニナを軸に組み立てられていたと思う。
この作品は、ニナ以外については「ニナに対する態度」や「無言で挿入されるシーン」で感じ取れるようにしてくれているのでキャラ紹介だけで尺を取りすぎるみたいなことがなくて本当に好き。
ストーリーをしっかりやった後で、ラストのライブシーンを見て、視聴者が自分で勝手にキャラクターについて掘り下げる要素を与えてくれるの素晴らしいと思う。
あらためて、私はアイドルバンドアニメが、作品の楽しみ方を作品がギチギチに規定してくるのがめちゃくちゃ窮屈だったんだなって思った・・・。
そのせいかどうかはわからないけれど、一人ひとりを冗長に1話ずつ使って紹介するアニメよりも「群像劇」感が強いのは本当に不思議。
ラストライブのシーンで、ニナじゃなくてモモカ中心のPVになるとか思わんやろ普通。 ニナという歌い手を通じて、モモカの思い出がブワッと広がる演出めっちゃ良かったわ・・・。
人間関係がやたら狭いというか、ご都合主義だらけのアニメなのは重々承知している。
どこぞのリアリティ連呼厨からしたら文句だらけなのかも知れないけれど
音楽も良かったし、一貫したテーマのもとしっかりストーリーやってくれたし、色んな意味でとても楽しめた。