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氷の城壁14巻-1(仮) こゆんがいままで不幸だったのは、なんもかんも日本が「母親」に厳しすぎる国なのが悪い(極論)

これにて「氷の城壁」完結。 なんというか同じ作者の作品なのに「正反対な君と僕」と違ってずっと見ていたい、この先も見ていたいという関係関係ではなく、「あとはお幸せに」って感じの作品ではある。
あえていえば、モモカだけは先を見たい。栗木桃香ー!! がんばれー!!



とらドラ」と同じく、最後に「母親」をラスボスとして持ってくるしか無かったのがちょっとモヤるけれど、女性にとってやはり母親ってそのくらい壁なんだろうな

正直いって、男女差別云々とかいろいろ言われてるけれど

本当の本当に優秀なごく一部の女性を除いて、女性にとって最大の壁は「自分の母親」って人が日本にはまだまだ多いんだと思う。

そして、その事実を認めたうえでどうするか考えない限りは、海外から輸入したフェミニズムでは日本の女性は救われないと思うんだよね。

海外では、親離れが当たり前で、親も子供にそこまで鑑賞することが社会的に許容されてない。そのかわりなんでもかんでも母親のせいにはならない。

日本はどれだけフェミニズムといっても、結局母親があれもこれも背負わされる。その分母親になる女性があれもこれも自分事と考えて、全方位的に欲望を分散させられてる。

社会からは労働力として期待され、あいかわらず家事も期待され、子育ても、介護も期待され、

それでいて「母親」に徹していたら周りの女性から馬鹿にされるから女も頑張らないといけない。

なんなら若い子は「何者か」(インフルエンサー)にならなきゃ人生終わりみたいなプレッシャーすら受けてるかもね。

旗から見ているだけの男だけれど、「絶対に母親になりたくないなぁ」って思っちゃうよね。

日本はどんどんどんどん、親が、特に母親が自意識を夫にも子供にも拡大させていって、勝手に傷ついて、その分いろんなものを傷つけるという最悪の構造が加速してってる気がするよね。

自分自身が空虚だからこそ、自分以外のありとあらゆるものに幽霊のようにとりついて自分の思い通りにしようとする。そんなことをしても肝心の自分は救われないのに。




こゆんが自己肯定感低いの、根本は母親に「邪魔者」扱いされてきたからという点がでかいのね。


親のことが全然理解できない。 親とすらコミュニケーションが取れない。 それでどうして他人とコミュニケーション取れるのかってね




ミナトくん、そういう意味では本当にすごいな。

まぁ、自分事を他人に相談できない人って家族から厄介者扱いされてるケース多そうだよね。(私がそうだからって適当なことを言ってる)

まぁだからこそ、よくあんなに勇気出せたよねっていうか自分の欲望を持てたのが、なんか羨ましいな。

私は、高校の時は完全に自立して、親から受けた恩をすべて返すまで自分の欲望なんて持っちゃ駄目くらいに思ってたよ。

とにかく親の支配から逃れたくて逃れたくて、東大合格できなかったら人生終わるくらいには思ってた。


大学入って恋愛の真似事みたいなのをしても、自己肯定感なんか全然上がらなかったし余計に卑屈になるだけだったから
なんかこう・・・こゆんすげーって思うし、ミナトくん、すげーやつだなって思うし
でもなんで自分は頑張れなかったのかなーって思うと辛くなるなあ。


要するにこゆんは、少なくともミナトの前では自分のことを許すことが出来たってことなんだよね。





私は人に甘えるのが苦手だから、やたら人に甘える人が苦手だし

素直にしゃべってたら否定されまくったせいで理論武装するようになったから、無防備に素直に思ったことを言う人が嫌いだし

我ながらなんか面倒くさいというかいやな人間だなと思うけれど

こうやって、マンガで読むと本当に「人に甘えられるってとっても素晴らしいことだな」ってのは何となく感じるね。





以下特に脈絡無いけどホワイトアルバム2の話

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