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「オタサーの姫に告られた結果www」 

うーん。
なんだか主人公との心理的距離が遠すぎて全く楽しめなかった。

最悪な性格の主人公が最悪な思考回路に基づいて最悪な行動をして最悪な結果になって、
そんな最悪な主人公の最悪な結果にふさわしい罵倒を投げつけられ
最後は全てを投げ捨てて一人自分の内側にこもってジ・エンド。

なにがやりたいんだろうこの作品。

「どうですか?お前らってこんなにキモイんですよ」っていうのがやりたいのか
「見てください。こんなキモい奴らがいるんです」っていうのがやりたいのか。
いずれにせよ、本当にただただキモイなぁ、と思いながらプレイしてただけでした。


一回クリアした後は「裏アカ情報流出システム」というのが追加されます。
オタサーの姫であるミユの内心を、ツイッターで暴露していくという仕組み。

よーするに、主人公がひとりよがりすぎて全く相手のことが見えていないため
実際のところ女の子の側からどう見えていたか、という答え合わせをやるという非常に野暮なシステム。


これ見ると美憂は、最初割りとフラットに接してた。
大勢いる男の中の一人、という扱いに過ぎないけれど、別に嫌悪はしてなかった。
それが途中から主人公「だけ」を嫌悪しているのがわかる。
ま、明らかに一人だけがっついてるからね。

他の人間は結構簡単にオタサーの姫によって満たされるし、
満たされたことによって

オタサーの連中に脅迫されてるのとかはむしろ楽しんではる。



とにかく主人公がメンヘラ。

「わけわかんない!」
「いや!怖いんだもん!」
「ひどいのはそっちだよ!この勘違い男!」
「そんなだから友達いないんだよ!何も出来ないくせに偉そうな顔しないで!」
「あなたみたいな、人のことばかにする人、一番嫌い!」
こんだけ言われても俺は悪くねえなルーク君状態なので救いようがなし。


最後に幻覚をみながらオ○ニーして終了。

この、心に映し出されるミウの姿さえアレば何も要らない。僕の心に描いたミウは、絶対に僕を傷つけない。ミウは僕の中にいて心を共有し合える。傷つけあう必要などはなからなかったのだ。嘘ばかりつく女、自分の利益ばかり考える男。そんな汚物みたいな存在が溢れかえる世界で、信じられるのは僕自身だけだ。僕自身は、絶対に僕を裏切らない。心のなかに映しだされた恋人の髪を撫でて、頬にキスをする。もう何も要らない。虚飾と欲望にまみれた人間関係なんて必要ない。僕はミウのために生きていればいい。ああ、なんて素晴らしいんだろう。憎しみも怒りも寂しさも、ウソのようにはれていく。リアルの愛なんて不確かなもの。そんなものに大切な自分自身を重ねるなんてどうかしてる。真実の愛とは、己の中に生まれるものなのだ。僕はミウになり、ミウは僕になり、之こそ最も完成された愛のカタチ。他者を必要としない、人として完成している姿。僕以外のやつらはみんな人間じゃないんだ。だからみだりに傷つけ合いをするんだ。この心理にたどり着くことだけが本当の幸せで、本当の愛なのに。「僕はこっちを選んだからね。」ふわふわと心地よく、満ち足りた気分に浸りながら僕は小さくつぶやいた。

きんもー☆ 

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