

で、でたー。岡本倫作品特有の「なんかすごい設定持ち出してくるけどあんまり効果的に使われなくて有耶無耶になるやつ」が今回も発動してますねえ・・・
「極黒のブリュンヒルデ」も「エルフェンリート」も、「なんか悪いやつがすごい残酷なことをやってるけど、それに見合う必要性とか倫理性が度外視される理由を描こうとしたらその星全ての運命がかかってるくらいじゃないとね!」みたいなノリで後半にいきなり地球全体の話にされるんだよね。
でも私は、この8巻~11巻あたりの展開はかなり好きです。
岡本倫作品はいつも後半のインフレがはげしくてそれまでの展開が茶番になってしまうのだけれど、茶番だと分かっていてもこのあたりの展開はすごく楽しかった。
とりあえずサンドリオの街のガーディアンの確認
・カヅチ、アマネ、バニーユ、エルザ(寿命で死亡)
・マヤとアルルが同行。
「貪食の魔女・ガリア」の正体は・・・

はい、マヤは本当にガリアではなくて、アルルが魔女でした。
サンドリオのガーディアンたちは、ガリアを倒すためにずっと準備してきたのだけれど
ターゲットを間違えたことによって壊滅。
カヅチが悲惨なことになってしまった。

(なお、他のエロシーンは全くぴくりとも興味がわかなかったけど、カヅチのシーンだけはちょっと興奮した)
んで、サンドリオに眠っていたのは嫉妬深い神(金城)ではなく仁科だった
なるほど、サンドリオの人たちは、これが嫉妬深い神だと思って、彼女を殺そうとしてたわけか。
というわけで、先を読んだうえで戻ってくると
「記憶の伝承がねじれていって、間違ったことが伝わっていく」ということの強さがわかるね・・・。

