いままではリリサと奥村は別々に成長してきたけれど、今回は同時に飛躍することが求められる。
その表現のために、四天王も二人組。
今ままでの集大成的なところがあって非常に難しい。
一回読んでもよくわからんというのが正直な所。
ただ、作品の格が一つ上がった印象を受けるエピソード。
■メインパート:ユキのストーリー
「私は自分だけの世界からみんなの世界に来た。ユキちゃんみたいになりたかったから」
「私は他人の世界から自分だけの世界へ生きたかった。エリカみたいになりたかったから」
どちらも正しくてどちらも間違っている。 答えは二人の「間」に存在する。
人間関係はだいたいそういうものなのだと思う。 自分の思う正しいをいくら追求しても多分ダメなんだろう。
他人の軸で評価されても満足はできない。
「表現は個人的なものでなければならない」
私は先輩への愛をこのROMに込めます。
だから、先輩も遠慮なく、私を愛してください
・・・先輩。愛しています。
ずっと逃げてきた。
3次元女子からじゃない。
愛することからじゃない。
俺は、もう一度愛されるのが怖かったんだ。
でも、それじゃだめだ。
たとえ何度裏切られたとしても、今また俺を愛してくれる人がいる。
その事実からは逃げちゃダメなんだ。
愛は確実にこの世界にあるのだから。
嘘なんかじゃないのだから。
もう逃げない。俺は人を愛して良い。
これが答えになるのか・・・。うーむ。
リリサがユキによって影響をつけたことに寄って、ユキは「自分のアート」の本領を掴む
新しい世界を作り出す。
世界の見方、ありかたを変える。
「この世界の、コスプレの見方を変える」
それが、ユキが目指したアートの答えだった。
そして、それはリリサという存在が示してくれた。
いつか◯◯◯が芸術と呼ばれる日まで。
そして、愛する母校に「◯◯◯学科」が生まれて
私が教授として招聘に応じるその日まで