彼女が神様になった日、
世界は終焉へと動き出した――高校最後の夏休み、
大学受験を控えた日々を送る成神 陽太の目の前に、
ある日突然「全知の神」を自称する少女・ひなが現れる。「30日後にこの世界は終わる」
そう告げるひなに困惑する陽太だったが、神のような予知能力を目の当たりにし、その力が本物だと確信する。
超常的な力とは裏腹に天真爛漫であどけないひなは、なぜか陽太の家に居候することが決まり、2人は共同生活を送ることになる。
「世界の終わり」に向けて、騒がしいひと夏が始まる。
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1話 降臨の日
2話 調べの日
3話 天使が堕ちる日
本作のもう1人の主人公的な立ち位置に当たるであろう鈴木央人が動き出したわけですが、彼に託された任務というのが、「興梠しゅういちろう」という男の正体と、彼が「隠したもの」の正体を暴くことでした。
ひなという「ラプラスの魔」が見立てる絶対的な決定論や運命論を打破しうる存在としての陽太の特性のようなものを、この何気ない日常描写の中で表現しようとしているのではないでしょうか。
現在の物質の物理的情報から全てが定められてしまう世界。
その中で情報を観測するひなと不確定要素として決定論を小さいながら覆していく陽太
めっちゃ面白いな……