なろうマンガ・B級マンガなどの感想

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「心理学的に正しいモンスター社員の取り扱い説明書」 ポリコレへの意識の低さが私から見てもやばくて草

この本クソ面白い。B級マンガとして理想的。

モンスター社員のことがわかって対処できるからじゃなくて「マンガの設定」がすごい時代遅れすぎるから。半沢直樹のドラマがかわいく思えるレベル。



しかも、「働く女性」のステロタイプの描き方がもうほんと古い。
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「心理学的に正しい」とタイトルなのに、明らかに心理学以外のものへの配慮をすっ飛ばしてるかのような雑さ。


多分ネットとか全くやってない人なんだと思うけれど、警戒心薄すぎてすごい。マウンティングのような頭の悪いことをやるキャラクターを女性側に集中させており、男は問題はあるけどなんだかんだそれほど問題ないみたいな描き方してる。


この作品、やってることが「深夜のダメ恋図鑑」に近しいものがあるが、それを女を下げる方でやるのは危険だ。今のネットでは「女性が男をボロボロにこき下ろす」作品は許されても「男性が女性をこきおろす」どころか「女が女をこき下ろす」ことすらよほどうまくやらないと燃える。だからこそマツコデラックスだのLGBTが切り札扱いされて、アンチフェミすら別に好きでもないだろうにLGBTを盾にしてフェミを殴るみたいな不毛な現象が起きてるよね。この作品はそういうめんどくさい事情を全く考慮してない。どうせネット使ってるような人間はこんなの興味ないよって思ってるのかどうかわからんけどほんとに無防備。だからこそ無邪気に無防備に「ネガティブな女性のステロタイプ」を描きまくっている。

※でも、意外とこういう風に開き直ってやったてたら問題にならないことも多い。中途半端にTPOに配慮したりすると「こいつは私たちのことを気にしてる」と寄ってくる傾向があるから怖いよね。


ラストオブアス2は結構ガチでひどかったらしいので残念。

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

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  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game




と、ほとんど作品の内容してないけど、せっかくだからちょっとだけ感想書いておくか。


この作品ではまず「マウンティング女子」についていろんな角度からDIsりつつこういう女はやりすごせとかなだめろって教えてくれる。ただ、ぶっちゃけ、この4つほとんど同じだと思うんだけどこれのどこが心理学的に正しいのかよくわからん。


①プライドが高いマウンティング女子
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とにかくほめておく。


②火山型マウンティング女子
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絶対に対抗しようとしないこと。聞き役に徹する。


③劇場型マウンティング女子
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守備範囲を分けて自分の仕事にかかわらせないようにする


④自信がないのにマウンティングするタイプ(男性上司)

やり方は陰湿で、相手が失敗したり困っていても助けない。
まだやってるの?と口に出して優越感に浸りマウントをとる。
その場にいない相手の陰口や自慢話をするのも得意。

対処法は簡単。基本的に他人に興味がないタイプだからマウンティングもその場限り。
できる限り近づかない。


次にクラッシャー上司についての話をして、次に依存症パーソナリティの話をするのだが。 ここもステロタイプを女性にやらせる。

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普通に男性でもこういう人格いるのに「依存性女子」って名前を安易につけちゃうとかね。



4章の承認欲求大暴走のモデルも女性。
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まぁ一応理由はあって、女性の方が「心の問題を吐き出して解決」っていうお話が作りやすいんだと思う。男の場合、何か弱音を吐き出すくらいだったらそのまま我慢してしぬ人いっぱいいるからね。とはいっても、女性の方が素直に弱音を吐けいても許されるとか女性は素直におしえられたことを聞く、みたいなステロタイプを利用しまくってるのは、「心理学的に正しい」って本を書いてるわりには情けなくないっすか。

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もう第五章あたりまでくるとわけわからんな……これはさすがに男性にやらせた方がいいと思うけど。

社内プレデターとか反社会性パーソナリティーの話をしてるんですが、まず社内プレデター自体がろくに使えないただの造語だししかも全然マンガと描写があってない。

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これ一人だけ厳格に仕事してる人を、周りの人がこういう風にレッテル貼ってつぶせるやつだよね。しかも、この物語に出てくるその役割を与えられた女性、明らかにチェックリストに当てはまってない。単に他人と上手くやれてないだけで全然「捕食者」らしい行動ができてない。これは原作者が悪いのか漫画家の能力がひくいかどっちかわからんけど、ビジネスマンガって自分の話に都合の良いキャラ出しておけばいいのにそれすらできてない。 ヤバイ。




ただ、コラムの方ではアンバランスからインバランスを意識するとか使える技術も描かれており、原作者がおかしいというわけではない。

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作画担当の人も、長らくルパン三世Hを執筆されている人であり、実力のないぺーぺーというわけでもない。



なぜこんなにかみ合わない駄作になってしまったのか。そのあたりを心理学で解決できなかったのだろうか。漫画つくりって難しいなと思わされる作品でした。

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