なろうマンガ・B級マンガなどの感想

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「数字で救う!弱小国家」  「まおゆう」からチート要素を薄くしたガチ寄りのお話

comic-walker.com

先ほどの「ティアムーン物語」は人生やり直しとか悪役令嬢もののテンプレに忠実な作品なのだけれどこちらはガチ目のストーリーになっている。

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現実と向き合え……



現代世界で理解されなかった数学オタクのナオキと

近代風の世界において数学の価値を十分に理解していたが周りから気味悪がられていた弱小国の王女が結託して数学で国を救おうという話。

「見えない情報を理性で認識してこそ、未来を選び取ることができる。
理性で物事を見つめなおし、その中にある法則を見定める技術。それが数学だ」

「この世界にも弱者が生きのこるルールがあると信じてもいいのですか?」

「少なくとも、確率はあるさ」


無駄に姫様の胸元がセクシーアピール強いのとしょうもないセクハラやりとりがあるのが玉に瑕だが、それを除いてはきちんとしたストーリーになっている。



敵戦力の見積もり

ランチェスター戦略による兵力の大まかな見積もり

囚人のジレンマによるナッシュ均衡

③期待値理論

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を使って、敵の状態を大雑把に数値で規定し、この数値に働きかけようとする。

「勝利条件」を実現可能な範囲に落とし込む

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戦略のボトルネックになる「教会」勢力との関係を解決する

この当時、教会とテンプル騎士団が莫大な財力を持っていた。(10分の1税)

特に穀物系は教会勢力に、テンプル騎士団は金融系に強かった。

このため基本的には戦時の際の穀物などは教会から購入していた。



しかし新しい戦略に対して保守的な教会が協力を拒んだ際、穀物の調達は商人から行うことを余儀なくされる。

実際の歴史でも「商人」が本当の意味で重要になったのは王国と教会の蜜月の関係が薄れた点は大きい

主人公がこの際取り入れたのが「第二価格制封印入札」。

ja.wikipedia.org


という感じで歴史と数学をちゃんと踏まえた上で物語を展開している。かなりギリギリで、かつ爽快感が薄いが、きちんと歴史や数学的に考えるのが好きな人向けな作品なのかなと。


これはマンガを待ってるのもだるいので、原作読もうかなー。

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