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「ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン」 2019年度書店員大賞をとった宇野先生の作品。「サンクチュアリ」好きな人におすすめ

あらゆる英雄は、過労で死ぬ

最近にすっかり読まなくなってしまったけど、読んでる人のブログ感想とか大賞作品とかを見てる限りラノベはどんどんレベルが高くなっているように思う。

ranobe-syotenintaisyo.hatenablog.com

そんな書店員大賞で「七つの魔剣が支配する」が大賞をとりました。

作者である宇野先生の前作がこの「アルデラミン」です。

流血女神伝」にも劣らぬ傑作って言われるとめっちゃ期待してしまう

正直アニメはいまいち面白くなかったので、チェックしてませんでしたが、私が大好きな「流血女神伝」や「銀河英雄戦記」にも劣らぬ傑作だとおススメしてくる人がいたので読み始めることにしました。

確かに、「楊・ウェンリー」を意識した主人公だなと思います。今風にそばに「才女の幼馴染」がいて、守るべき「女の子」もいるのも良い。それでいて、近世~近代への移り変わりという歴史のバックボーンがおさえられている。

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総じて登場人物一人一人がものすごくしっかりしており、安心して物語を読むことができます。

その上で、オリジナル要素として、銀河英雄伝説にも流血女神伝にも存在しない要素がこの「精霊」の存在があり、これによって、単なる歴史の重複にならない物語が期待できます。
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さっそく続きを読んでいこう


「まおゆう」の勇者側に「望まずして」なることを命じられた主人公

この国ではすべての負債が最終的に軍人に回ってくる。
だから為政者は自分のなした政治に責任を持とうとしない。

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ずっと職責を負うのを避けていたのだけれど、
やはり才能があると見出されてしまう。

准尉という職について、仕方なく指揮官をやるけど、
肩の力を抜きながらもしっかりと仕事をこなしていく。

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そうやって、せめて自分の部隊を精神論に侵されたこの国の風土から解放しようとしていく。


そして4巻で「まおゆう」のような形で時期王位継承者であるシャミーユとの間にとある契約を交わす。

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ここまでくると、「サンクチュアリ」とか「ヴィンランド・サガ」とか「マブラヴオルタナティブ」に通じるものを感じる。私はこういう作品は大好きですね。

マジで自分がすきなものがいっぱい詰まってる作品なので、マンガは7巻で完結してしまっているけど、原作も続けて読んでいこうと思います。

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