なろうマンガ・B級マンガなどの感想

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「裏世界ピクニック」 異世界ならではの「常識外の現象」が起きる怖さを描いていて超面白い

この野原は、独り占めしたい場所だった。思っていたより怖くて異様な場所だと知ってからも、その気持ちは変わらなかった。
でも、今は。この変な女となら、一緒に遊んでもいいかなと思い始めていた。

少女終末旅行>や<虚構推理>、<H×Hの暗黒大陸編>が好きな人におすすめ

二人の大学生女性のペアが殺伐とした異世界をおそるおそる探索していくというお話。ただし雰囲気的にはポストアポカリプスというよりは「怪異」もの。

異世界召喚とか異世界転移のような一方通行ではなく異世界とリアル世界が地続きになっているという設定の作品。

・裏の世界にはいつでも行けるわけではなく「つながっている場所も時間帯もランダムで、いついけるかわからない」というものであり、主人公「空魚(そらお)」は、偶然にその存在を知る。

・未知の場所だし、謎の怪物がいたりと決して安全な場所ではなかったが、リアルになじめない主人公はその「誰もいない未知の世界」にあこがれてるも、ただ、一人では探索する力もないのでただ入り口付近で足踏みするだけだった。

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そんな時、向こうの世界で「鳥子」という女性に出会う。彼女は裏の世界で行方不明になった「冴月」という人物を探しているという


主人公は鳥子を避けようとするが、鳥子はなぜか積極的に主人公を誘ってくる。
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得体のしれない鳥子に警戒しつつも、裏の世界の魅力に抗えず、鳥子に誘わるまま同行するが、「裏の世界」は本格的に踏み込もうとすると思った以上に危険な場所だった。

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まさに異世界ならではの「常識外の現象」が起きる怖さ

何をされるんだ?こいつらに。
これが野犬だったら、恐ろしいけど何が起こるかを想像するのは簡単だ。
でもこいつらは……何なのかすらわからない……

この裏の世界は難易度が極端に高い。なんせ全く未知の現象、未知の法則に支配されており、それらを一つ一つ「理解して」対応しないと即座にゲームオーバーになるからだ。


敵も罠も、単純な武装ではまったく歯が立たない。


・くねくね(人の認識を食らう怪物)
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グリッチ(空間異常の罠)
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・八尺様
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・ホーンドマン&フェイスドッグ&ウォーキングギャロウズ
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ただ、奇妙なのは、グリッチはともかくとして、こちらの世界の生物は直接こちらを殺そうとするのではなく、人間の認知に侵入してこようとする。
そう「蒼穹のファフナー」のフェストゥムみたいな感じだ。


こういった化け物たちは、裏世界に侵食された「空魚」の目によって相手を認識し、「鳥子」の手によって実体をつかむことではじめて攻撃することができるようになる。かなりきわどい戦いを繰り広げながら、一戦一戦生き延びて、手探りで裏世界をすこしずつ探索していく。

根暗コミュ障のメガネ女と、金髪美少女との友情もの

最初は世界観の方が気になってそちらに意識が取られがちだが落ち着いてくると、二人の友情ものとしての側面も楽しくなってくる。

空魚は、得体がわからなかった鳥子のことが分かってきて親しみを感じるようになってくるし、彼女に必要とされることで自分に自信を持ち、心を開いていく。厳しい環境が二人の心を近づけていく。 


などなど、非常に面白い作品でした。これはかなりおススメです。

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