なろうマンガ・B級マンガなどの感想

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「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」 ちょっとこれはキツかった……

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二次元には「水瀬秋子さんタイプ」というキャラ類型がありまして。「これが経産婦だと?」としか言いようがない、美魔女とも違う何か架空の生き物が存在します。

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リアリティ度外視な存在ではありますが、未確認で進行形の「三峰白雪 (みつみね しらゆき)」などのように、サブキャラとしてネタ的に使われる分には全然かまわないです。「ママキュア」みたいなネタもあります。

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あくまでサブキャラなら全然かまわへんねん。 「セッ〇スできるママ」はそりゃ魅力的でしょう。



でも、これを「メインヒロイン」みたいなポジションに堂々と据えてストーリーの根幹にこういうネタキャラが混入してくると、さすがに「???」ってなりますよね。


また、ストーリーについてもこの増田で指摘されているようにかなり作者の思想の押し付け感が強い。
anond.hatelabo.jp

結局はこういう真々子さん的な優しくて献身的なお母さんが「母親」のあるべき姿、正解として提示されてしまってるんじゃないの?という疑念がどうしても拭えない。

非常に意地悪な言い方をすると、本作における真々子以外の母親の扱いは、多様性の肯定というよりは、真々子という理想を基準にしての妥協による許容に見える。至らない母親だがまあ許すよ、という感じ。問題解決の決め手は多くの場合、真々子の包容力なので尚更だ。

このあたりがかなりうんざりする。



オタクって「セック〇できる若くてきれいなママ」を求めているように見えるけど実際にはこの二つの要素は「混ぜるな危険」なんかもしれない。

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自分のママがこんなことしてたらさすがに苦痛やろなって。


ママだけくるっているのはバランス的に落ち着かないから主人公もくるっててほしかった。

とはいえ、一番の問題は「お母さんがおかしいかどうか」ではない。

「このおかしなお母さんを物語にうまく定着させられるかどうか」だったと思うのだ。

生徒会役員共に始まり、俺妹やエロ漫画先生、中二病でも恋がしたいだとか、主人公が中二病でヒロインから問い詰められる作品、それからネトゲ嫁みたいに、ヒロイン単体では明らかにおかしくてもそれなりの関係性に落ち着けられた作品もある。要はバランスなのだ。


ここまで狂った母親出すんだったら、それを中和できるチーム構成ができれば問題なかった。

いっそのこと開き直ってこういう母親を一切ためらいなく好きですっていえるような主人公の方がよかったんでない? ママは狂ってるのに主人公だけまともっぽい(まともではない)ようなそぶりされても、そんなん当たり前だし素直に楽しめないしで何がやりたいねんこの作者は!?ってなっちゃうよね。

多分「この世のはてで恋を唄う少女YU-NO」みたいな主人公だったらここまで嫌な感じはしなかったんじゃないかなって思う。というわけで普通に作品として微妙だと思うわけだけれど、なぜこれが富士見ファンタジアの大賞作品なんだ?よくわかりません。





おい、これめっちゃきになるんですけど!?

まったくの余談だが、自分の心のエロゲはCATTLEYA『教育ママと伯母と叔母』で、これの母親(実母)ルートは、毒親ギリギリぐらいの教育ママと主人公がやはり母子関係を改めて築き直す話となっている。

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