なろうマンガ・B級マンガなどの感想

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マザーテレサに毀誉褒貶についてのざっくりとしたまとめ

マザーテレサは日本人はよく知らないけど愛の人ってイメージがある。でも死後異常に速いスピードで聖人に列せられ、その奇跡の認定に疑問が突きつけられたり、陰謀論で語られたりと扱いが面倒な人物でもある。


togetter.com
https://togetter.com/li/1381798

今回話題になったのも「何週目だこの話題」って感じだ。普通にこのWikipediaまとめにたくさんはてブがついてることからもわかるように、ずっと前から言われていて、でもそれが検証されてない。ほんの数十年前の話なのに。


ぶっちゃけこの話題について、うかつに発言できるわけがない。全然わからないんだから。

ja.wikipedia.org

私ができるのは今までにどういう話がされていたかということくらいだ。


基本的にマザーテレサ批判は「クリストファー・ヒッチェンズ」の本『宣教師の立場』の記述による。

ja.wikipedia.org

ヒッチェンズはすでに亡くなっているのでもはや何とも言えない状態になっている。

和訳がないので何とも言えないが、だいたいこういうことが書いてるそうだ。
この引用先のブログはソースを確認して文章書いるわけではないそうなので、信ぴょう性は微妙。

実は偏屈ばあさんだった件 : 海の記憶

1. マザー・テレサは総じて患者に対する医療ケアを受けさせなかった
2. 疑わしい人物から資金の提供を受けており、その金は慈善活動に使われていなかった
3. “黒い人脈”と財団の秘密の銀行口座
4. 人工中絶反対派のジャーナリストを重用して持論を広める
5. マザー・テレサの“奇跡”は人為的に起こせる

他にも何個か引用しておきます。
christian-unabridged-dict.hatenablog.com


現場の人間に評判がよくなかったというのはほかの人も言っている

この記事では実際にカルカッタで仕事をしていた内科医の男性によるもの。

toyokeizai.net

マザー・テレサにまつわる話に違和感を覚えるようになった。コルカタが世界で最も悲惨な場所、「ブラックホール」と表現されたことが最初のきっかけだ。「私が仕事をしていたスラム街で修道女の姿を見かけたことは一度もなかった」と、チャタージーは言う。「それは東洋の人々と都市に対するカトリック教会の帝国主義的な思惑であり、私たちの威信と名誉を無視している」

ただ、現地のインド人の価値観もまた必ずしも正しいとは言えない。価値観の大きな違いが、このような評価の極端な違いの原因のような気もする

ヒンズー教では物乞いのカーストでは、子供の手足を折って、物乞いさせるんだ。下層カーストじゃ児童虐待も酷い。それをマザーテレサがやめさせようとして子供を連れ帰って、争いになったんだよ。

ジャン・バルジャンが市長となって心より市民のために尽くしていても、悪く言う人間はいたし、彼の手から零れ落ちた人は彼を恨んだ。

www.tyoshiki.com
もっとも、この作品ではフォーシュルヴァンもジャヴェルも、そしてマリユスも最終的にはジャン・バルジャンは素晴らしい人だったというわけだが。 現実はそうもいかないらしい。



マザーテレサ自身の内面告白の本もある

www5a.biglobe.ne.jp

彼女が霊的指導者(霊的指導担当の神父)たちに宛てた手紙には、それとは全く反対の“神の存在への疑念”が延々と述べられていたのです。“Come Be My Light”の出版によって、マザーを悩ませ苦しめてきた「心の闇(霊的闇)」の存在が広く知られるようになりました。

マザーの内面告白を綴った手紙は、多くの人々、特にキリスト教関係者に大きなショックを与えることになりました。人々は、マザーを理想的な信仰者・揺るぎない不動の信仰者と考えてきたからです。まさかマザーが神の存在に疑念を抱き、亡くなる直前まで“神の不在感”という「心の闇」に悩み苦しんできたことなど想像だにしなかった

なので、彼女はキリスト教の立場では完璧な人間だったという評価もまた違う。

世の中には大勢のマザーファンがいます。彼らはこれまでマザーの表に現われた部分、メディアで取り上げられた「表の顔」だけを見て、マザーのファンになってきました。彼らの多くが、マザー・テレサのファンであると自認することによって、自分自身が善人になったかのように思い込んできました。あるいは周りの人々から善人と思われることを期待して、そうしてきたのかもしれません。マザーのファンになるということは、人間の目ではなく神の目を気にして、純粋な奉仕的人生を送ることなのです。そうした努力がないところでマザーのファンを公言するのは、ある意味でマザーを利用することであり、自分自身を欺(あざむ)くことになってしまいます。

これだけたくさんマザーテレサ関連本を出版しておきながら、彼女自身の内面告白の本をどの出版社も和訳しようとしないのはなんかすごいキモイですね。





このあたりは、ジャンヌ・ダルクの扱いに近い気がする。傭兵ピエールでも、乙女戦争でも、ジャンヌは聖人などではなく、途中からは神の声をきけないただの少女であったと述べられています。

FGOにおいては、「歴史的に、人々にどう受け止められているか」が英霊に影響するため極端な聖属性と負の属性の持ち主の二つに分離します。というかサンタオルタはなんなん?似たような存在として描かれているのは羽川翼ですね。猫物語黒はガチで泣いた。

猫物語 (黒) (講談社BOX)

猫物語 (黒) (講談社BOX)


アンネ・フランクの日記も、ベストセラーになったあと権利関係でドロドロしているし人間は醜い(笑)



金銭の問題について

とくにここについて憤ってる人が結構いるようですが。

マザー・テレサの真実 - キリスト教大辞典
マザー・テレサが「聖人」に認定、疑問の声も | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

何とも言えないなー。

この部分についてはナイチンゲールと比較すると面白い。

放課後のカリスマ 12 (IKKI COMIX)

放課後のカリスマ 12 (IKKI COMIX)

リソースの問題があったかもしれないけれど、マザーテレサがやっていた医療行為に問題があったことは事実の可能性は高い。百年以上前でもナイチンゲールという存在がいたことを考えると、かなりの名声を得た後でも問題のある医療行為に問題が指摘されることはちょっと疑問を感じる。

一方で、金銭的に裕福であったとか晩年は高度医療を受けながら平穏に暮らした、というあたりはナイチンゲールにもあったことだ。(ナイチンゲール自身は貴族の娘だが、晩年の資産は自分で勝ち取ったものでもあるらしい)



なんにせよ、偉人についてはいろんな毀誉褒貶があるものなので、あんまり一つの方向をうのみにしないほうがいいと思う。

そういえば、日本だとナイチンゲールはよく戯画化されるけど、マザーテレサを萌えキャラにした作品って私は知らないな。老年期のイメージが強いからだろうか。

誰かそういう作品をご存じであれば教えてください。

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