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上手い人はここまで丁寧に分析するのか・・・

1年で200万→5000万にした人による某銘柄の分析。私が書いたものではなくある人が書いたものです。なので銘柄が直接わかってしまう情報は伏せます。お手本としてメモしておきます。

ちなみにもうこの株は過疎株な上に大幅に上昇してしまったので私は手を出せないと思います。

スクリーニング

不動産会社。賃貸・販売ほか、中古不動産の投資開発を強みとする。業態についてはイントランスと近い。

不動産業で、似た事業を行っているがイントランス。私もちょうどイントランスの分析を書いたばかりなので、レベルの差に愕然としました。


まず、基本的な業績面の分析は私でもできる

3Qまでの進捗7割ほど。売上内訳は
①不動産投資開発事業の売上が9割。
②マネジメント業(証券化・ビル運営管理)が非常に高く稼ぎ頭。

決算書から見るに不動産投資業セグメントの利益率は約15%。
仕掛販売用不動産の残高が現時点で54億であることを考えると、
今後仕入れがないと仮定して7億の利益余地。
不動産価格の高騰があればさらに上を見込めるか。
不動産投資業務については業績のほか成長性と材料性が非常に面白いが長くなるので後述。

マネジメント業についてはかなり伸びており、稼ぎ頭。
昨年度年間で売上2.7億利益8.8千万に対し、
現時点で売上4.4億利益2.2億。売上の伸びと利益率が非常に良い

ここまでは私もイントランスの分析でできている。

だが、私が分析すると
「マネジメント業が伸びてきてある程度利益上乗せするかな?でも進捗率が微妙で来期以降に期待かな」みたいな結論になってしまう。



会社ならではの強みや伸びるポイントの抽出


ここからが私と、上級者との違い。

不動産投資業務が面白い点は、役員にホテルリートに携わっていた人間がいるためか、ホテルへの再生に強みがある点である。

第1弾として*月*日にオフィスビルを再生した**のホテルを**億で売却しているが、第2段として*月*日に訪日外国人向けのホステルをオープンしている。このホステルであるが、「****」という事業で、インバウンド向けのドミトリーである。ここ最近の外国人の急増で民泊・ホステルについても注目が集まっており、ニーズもかなり高まっている。

**のホテルは平成26年*月にビルを取得して平成27年*月にオープンしている。数ヶ月後には香港企業に売却済みであることからニーズが高いことが見て取れる。海外投資家とのチャネルがある点も強みである。(決算説明動画参照)
ホテルについては少なくともあと2件プロジェクトを進めているとのことだが、少なくとも一件は新宿だろう。*月**日にコンパクトホテルにする目的で物件を取得している。規模としては1件目の築地ホテル並みの大きさなので、数十億の売上が見込めるだろう。

材料・成長性についてはまだある。

***は***に拠点があり、ニセコライフプランと提携している。ニセコについては北海道新幹線やホテル進出で話題であるが、***の業績拡大にさらに期待できる。ちなみに札幌にもビルを取得している。3月30日IR参照

新幹線といえば北陸新幹線であるが、4月27日のIRで**県にてウェディング施設を取得している。収益性の高い土地への投資が非常に優れている企業であるように思う。

ちなみに推測だが、画像はオープンしたての新宿ホステルの運営会社の採用ページ。ホステルについて都内を中心に5件とある。**が担当するかはわからないが、現在明らかになっている**と**の物件以外にも、取得IRが出るかもしれない。

チャートについてもしっかり

底値圏。下値リスクは少なく、過熱感もない。

小型の不動産再生銘柄の中でホテル再生を行う銘柄はおそらくないのでは?
隠れ民泊・ホステル銘柄であり、材料性・成長性に優れていることが認知されれば化けるのでは

丁寧な分析に裏付けられた枚数と握力

ここまでやれば、板が薄くても地合いさえよければ確信を持って枚数積めるはずだわな。
この人は典型的に他の人が注目してない過疎株を仕込んでおいて注目が集まってある程度上がったら売るタイプ。ほとんど負けてない。勝てる相場できっちり買って、8月以降は逆に「売り」にドテンして稼いでた。

メンタルの問題から全くマネできなかったのだけれど、なるほど、メンタルってのは鍛えるものじゃなくて、こうやって丁寧な分析の裏付けを持つことで得られるのだな、と。

はじめてこの人の分析を見て、いろんなことがわかりました。この人と同じかそれ以上の努力をしないと勝てないなぁ。

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