投資に直接役に立たないと思うけどすごく基本的なことがわかってなかったので勉強したことをメモ。うむ、初歩中の初歩を学んだ。
◆DCF法
企業の現在価値は
1年目のキャッシュ・フローを(割引率ー成長率)で割ったものらしい。つまり割引率ってのがやっかい。
1年間に10%ずつキャッシュ・フローが成長するとするしても、割引率がすごく高い場合、現在価値はどんどん下がっていく。
年10%成長して、割引率15%なら4年かけて510稼ぐ予定の事業の現在の価値は358としか評価されない。
逆に年10%成長して、割引率1%なら4年かけて497稼ぐ予定の事業の現在の価値は497としか評価されない。この緑の枠同士が一致する割引率の値が内部収益率という。
よーするに、「割引率」を低く抑えて、かつ「キャッシュ・フロー」成長していけば企業の価値あがるよってこと。
◆割引率WACCってなんぞや =企業が買収されないためのコスト。これ上回ってないと成長してることにならない
負債 →債権者に借りてる利子率を上回らないといけない
資本 →株主が要求するROEより上じゃないとだめ
なので、負債には負債利子率を、資本には要求ROEをかけた平均を取る(加重平均)と割引率になる
よーするに、あんまり負債多いとしんどいし、要求ハードルが高い株主様がいると大変だってこと。
◆キャッシュフロー(EBITDA)はどうやって計算する=営業利益+減価償却費です
営業利益出すのは当然ながら、減価償却費も低く抑えたいね、と。
よーするに、設備投資がたくさんある企業は、キャッシュフローは少なくなるってこと。
実際は、とにかくキャッシュ・フローの計算がめんどくさいので注意。
◆とにかく、現在価値が高くて、買収額を上回っていれば良い買い物
これなにを言ってるかというと、「有利子負債」が高いとか、「ベンチャーキャピタルの出資率」が高いと割引率が高いので、よほどキャッシュ・フローが良くても、時価総額大きく下がるよってことですね。
たとえ純利益を株式数で割っただけのPERは低くても、有利子負債が高い業種は、現時点での時価総額低くても当然ってことです。逆に、有利子負債率が低くするだけでも、時価総額の評価は上がってもいいってことですかね。