先物手口とマンガの感想

先物メインですが、マンガ感想の方もよかったらどうぞ

「君らの神の正気は一体どこの誰が保障してくれるのだね?」 ヘルシング4巻

note.mu

「正しさの暴走」と言われている事態は、「正しさの不在」によって生じている。さらにいえば、各々の主張を調停するよりどころとしての「正しさ」をたんに個々の信念の問題に矮小化してしまう錯誤によってこそ「正しさの暴走」なる現象が生じる
「正しさの暴走」と呼びうるような事態があったとしたら、われわれはそれを端的に「正しくない」というべきなのだ。

私はどちらかというと、Ta-nishiさんのこちらの方がしっくりくるのだけれど

Ta-nishi正しさというか、ネットには利害関係がないから落とし所を模索することなく理念戦争が永遠に続いてしまうという「利害関係の不在」が大きいと思う。調停の拠り所として機能する「利害関係」がネットには存在しない。

それはそれとして「正しさを個々の信念の問題に矮小化してしまう錯誤」というのは間違いなく存在するよね。

「狂ってるよ 貴様ら」
「ふうん 君らが狂気を口にするかね?第13課局長」
「ああそうだ おまえ達はまともじゃない」
「ありがたいことに私の狂気は君達の神が保証してくれるというわけだ 
よろしい ならばよろしい ならば私も問おう 君らの神の正気は一体どこの誰が保障してくれるのだね?」



ネット空間におけるポリコレの死

以前私はポリコレという言葉を使って記事をたくさん書いていた。しかし、ある時その言葉を一切使わないようにしたら、その手の人たちは目に入らなくなった。

それまで私は「ポリコレ」の人たちがあんまり正しくないということを一生懸命語ってた。ポリコレという言葉は、主にネットでアニメや漫画表現、それから差別表現にうるさい方々に対して使われていたが「ポリコレ」という名前のわりには彼ら彼女らは全然正しく思えなかったからだ。完全に名前負けしている人たちだった。というか普通にEVILな存在だと思うこともよくあった。

ただ、よく考えてみれば、ポリコレという言葉は彼らが勝手に自称していたり、あるいは彼ら彼女らの主張に対して周りが勝手にそういうレッテルを張っていたりしていただけだった。まず彼ら彼女らは自分たちが「ポリコレ」という概念を担う存在だという自認はなかった。この言葉にふさわしい行動をとろうとか己を律しようとかそういう発想がそもそも全くなかった。単にこの言葉が自分たちにとって便利だから使っているだけの普通の人たちだった。アメリカのように理念的な指導者もなく、単に雰囲気で行動しているだけ。

子供に金づちを与えたら目の周りにあるものがなんでも釘に見える、という現象が起きただけで、普通の人がポリコレという言葉を与えられて一時的に幼児のような熱狂を示していただけだった。手あたり次第ポリコレっぽいものを見つけてそれを報告して仲間内で騒ぎあう。 今から思えばポケモンGOでモンスターをゲットしてスクショを見せ合うのと同じような感覚だったのだろう。 批判されたときにその批判とむきあおうとうするひとはほとんどいなかった。むしろ「私たちの娯楽をなぜ邪魔するのか」という態度だった。 本当に真剣に考えているならこういう対応はしなかっただろう。

いいかなお嬢さん 貴方は仮にも一反撃戦力の指揮官なら知っておくべきだ 世の中には手段の為ならば目的を選ばないという様な どうしようもない連中も確実に存在するのだ つまり とどのつまりは我々のような

私にとって、一時期のポリコレの人たちは極めて幼稚じみた、手段の為ならば目的を選ばない人に見えた。少なくともエモーショナルコレクトネスには確実に反していた。 日本ではポリコレはただの幼児のごっこ遊びや、ストレス解消として消費されてしまい、支持する人もほとんどいなくなった。 もうポリコレといったところで(笑)がついた反応が返ってくるだけでまともに向き合ってもらえないのではないか。あの「ポリコレ」という言葉をめぐって踊っていた人たちは、あまりにも「正しさ」とか「差別」というものを他人事としてライトに消費しすぎたと思う。これは私も含めてだ。


ポリコレをゲットした後に養成するというフェーズを怠った結果、何の成果も得られなかった。結局今では、差別などよりも「痴漢問題」や「30万50万」といった、自分の生活に直結する現実的な数字の方がはるかに強いことが今示されつつある。それなら最初からこの話をしていればよかったのに。結局今まではこういう問題について直接話ができない中、不満をぶつける別の対象を探していただけなのではないかと思う。 それとも、今でもポリコレポリコレ言ってる人たちは現役だけれど、私の視界に入ってこなくなっただけなのだろうか。昨日もこんなニュースがあったから今でもそういうのにうるさい人はいるような気がするが、すくなくともはてなホッテントリは見かけなくなったので、問題は依然としてそこにあるのに大多数の人は「あほくささに気づいた」「飽きた」のだと思っているが。


まぁいずれにせよ、もうポリコレとか言ってる人がその言葉にふさわしい行いに戻らない限り、私がポリコレについて語ることはもうあんまりないと思う。

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