https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190602/k10011938201000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190601/k10011937761000.html
などの問題にについて。
ブラックジャックによろしく(佐藤秀峰 漫画ONWeb)から。
大教大附属池田小学校での児童殺傷事件の報道後に精神障碍者およびその家族に起きた影響の調査の結果。
・症状が不安定になった 57.6%
・症状が再発した 13%
・入院・再入院した 16.3%
・自殺した 1.1%
そして、おそらくこの自殺した人は報道されない。世間に迷惑をかけた側しか認知されない。そうして、ますます誤解から迫害が進む。
- 無事小沢さんが回復し、退院が間近という段階になって「精神科既往歴のある男」が小学校に侵入し殺人事件を起こす
- ひょっとして犯人は、精神病患者ではなかったのではないか?という疑惑
- 世論誘導により「医療観察法」が実現するかもしれないという危機に
- 話は再び病院に戻る
無事小沢さんが回復し、退院が間近という段階になって「精神科既往歴のある男」が小学校に侵入し殺人事件を起こす
殺人事件が起きるとファクトフルネスで示されている10のバイアスがすべて駆動する
さて、ここで何が起きるかというとまずみんなが不安な状況になる。
不安になると「精神病患者さえ隔離しておけば大丈夫」という安心を求めたがる気持ちから過剰な精神病患者へのバッシングが起きる。
これはファクトフルネスでも示された人間のバイアスのすべてが動員される。
思い込み1「分断本能」 「世界は分断されている」と言う思い込み
思い込み2「ネガティブ本能」 物事のポジティブな面よりもネガティブな面に気づきやすい
思い込み3「直線本能」 物事が一直線に動いていると感じる。
思い込み4「恐怖本能」 危険でない事を、恐ろしいと考えてしまう。特に重大事件ほど「すべて」にそのリスクを見積もる
思い込み5「過大視本能」 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み。テレビで何度も放映されると……
思い込み6「パターン化本能」「ひとつの例が全てに当てはまる」と考えてしまう。今回の場合はもちろん。
思い込み7「宿命本能」 「すべてはあらかじめ決まっている」と言う思い込み。これも「自分は大丈夫」と思いたがる。
思い込み8「単純化本能」 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み。情報が少ない初期こそ危険。
思い込み9「犯人探し本能」 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み。殺人事件はこれが非常にわかりやすく出る。
思い込み10「焦り本能」 「今すぐ手を打たないと大変な事になる」という思い込み。これも同じ。よかれとおもって誤った結論に飛びつく。
病院ではかん口令が敷かれるが、一人だけ情報開示を続けようとする人がいる
ひょっとして犯人は、精神病患者ではなかったのではないか?という疑惑
入院歴を見たら明らかにおかしい
「措置入院制度」によって作られた精神病患者
その可能性が見えても、新聞社は「国民が望む、売れる情報」を書くことを決める
世論誘導により「医療観察法」が実現するかもしれないという危機に
話は再び病院に戻る
S〇X依存症のハヤカワさんの話に
寂しさから依存症になり、妊娠後に流産したことで妄想を見るようになる。
入院する必要がないのに精神病の烙印を押され、社会からつまはじきにされて居場所を奪われた人間が40万人もいる
原因は、精神病ではなく、社会の不寛容さにあるのではないか?
現に、アメリカでは問題が起きたがその後受け入れるために社会が対応の取り組みを行っている。
日本ではとにかく問題が起きそうな人間を隔離しようとする。
だから、「問題を起こさないように」病院や家庭内に幽閉されて
社会と全く触れ合わないまま、くるっていく人が増える。
「ひきこもりを隔離せよ」ではなく「ひきこもりを受け入れる」ことができなければ、
どこかでこういった人たちを「虐殺する」歴史の汚点が発生するのではないだろうか?
そして、今まさにそういう状態になりつつあるのではないか?
40年間隔離施設に閉じ込められた犠牲者の姿を見る
小沢さんも就職先を失い、親が部屋に閉じ込めようとする
絶望した小沢さんは……