雇用統計でジブリを信じて爆死した全一さんの生放送。
12分ころから雇用統計が発表になりますが、予想が外れて損切りを迫られます。
そこから損切りの決断をするまでの約1時間の間の葛藤は見ていて胃がキリキリしますね……。
この人のことを私は全くバカにする気にならない。これ、まさしく損切りできない自分の時と同じ状態です。
何の対策もなくイベントに突入しちゃダメ!
・特に根拠なく「ジブリの法則」や「統計数字は悪いはず」という説を信じて裸ショートで雇用統計に挑む(この時点でおかしい)
・スプが拡大しすぎて一瞬画面停止。
・どーん!シナリオと逆方向に吹っ飛ぶ。こういう時はとりあえず切るべきなのに、いったん下がることを期待して切れない。
損切りの受容段階 「否認」「怒り」
・せっかくの逃げ場が来たのに反応できない。もう少し、もう少しと言ってる間に逃げ場を失う。
そして、思い通りにならないことについて怒りの声を上げ続ける。この時はまだ元気がある。
損切りの受容段階 「取引」=「ここブレイクしたら損切りする」を守れるか守れないか
・よくわからない適当なラインを引いて下がることを期待する
・しかも自分が引いたラインをブレイクしても言い訳して損切りできない。「もうちょっと粘れば下がるはず」「この程度の乖離ではわからない。もう少し乖離したら損切りする」
・直近高値をブレイクしたのにそれでも「ダウが始まったら下がる」と根拠のない期待をもって損切りできない。
・さっきは下向きのラインを引いていたのに、今度は上向きのラインを引いて「ここを切ったら下がるはず」「ずっと上がり続けるはずはない」などと希望的観測に頼ってしまう。
自分と同じ意見のニュースを探して安心する。(そのニュースは20分前)
・ダウ前の調整にすぎないのに「ラインを割ったからここから下げる」と考えてしまう。(ヨコヨコの時に対応を準備できるかどうかは生命線)
結局、「プラ転までは望まない」といいつつ「どこで(どういう条件で)切るか」のラインがいまだに決められない。自分の望んだとおりの結果以外の「取引」を受け付けられない。
「101.7」というこえてはいけないラインまで我慢するのは在りだが、逆に言うとここを越えたらなにがあっても絶対に切らなければいけない。逆指値を設定をしなければいけない。
でもできない。ここまで損してしまったと思うと、損切りボタンをスタンバイするものの結局ボタンを押せず運命のダウ時間まで突入・・・・・・
結局受容できず!
結局「まずいわ。下がる気がしなくなってきたわ」といいつつも最後まで切らず(放送補正もあるのかな?)
頂点は102.6でした。
損切りするかしないかの明確な材料はめったに与えられない。だから自分で判断するしかない。
この人の行動はものすごく教訓になる。
「このラインを割ったら切る」と思っていたら、だいたいその脳内のラインに沿って動く。本当にきれいにそのラインにそって動いた。 なぜなら、ほかの人も同じこと考えるから。だから動きがラインから大きくそれるような動きはまずしない。つまり明確な損切りポイントなど与えらえない。
また、自分が天井だと思うところでやはりもみ合う。他の人も同じこと考えるから。だから、やはりそこで自分にだけわかりやすいヒントなど与えられない。
結局、そこで切るか切らないかは自分が判断しなければいけない。損切りする条件は、自分が意志で決めなければいけない。