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ワールド・エンド・エコノミカが大好き

主に日本株の銘柄分析をしています。 「WEE」のバートン氏のような格好いい投資家になるのが将来の夢です。

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決算書読む時の売掛金と買掛金と減価償却費の考え方

勉強 簿記

本当は銘柄分析したい会社が3つ有るんだけどその前にちょっと一息。


http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg104826

「東邦粉飾劇」が面白かったので、あれに触発されて簿記の勉強をしようと思い
3級すっとばしていきなり2級の本を買いました。
しかし今のところ全く手を付けられていません。毎日勉強することが多くて大変だよ……。

とりあえず決算書を見る上で必要最低限チェックしておきたい
売掛金」「買掛金」「減価償却費」についてだけ自分なりにまとめておきます。



また、「外国人投資家、特に欧米のプレイヤー」は日本人とちがってC/Fを重視するということなので
外国人投資家目線でのC/Fの見方、使い方なんかも徐々に理解していきたいと思っています。
1ヶ月後くらいにまた続き書きたいです。



売掛金は(現金が減って)売上高に入る。現金が減るので増え過ぎに注意

現金を減らす効果がありますから売掛金が多くてそれが回収できないと営業キャッシュフローが大幅に減ります。

売掛金が多い企業については以下の3点に注意。

・営業キャッシュフローが減ってないか
・財務キャッシュフローが増えていってないか(借入金が増えていってるということ)
・貸し倒れ引当金が増加してないか

もしダメな企業は絶対こんな感じになります。

f:id:tyoshiki:20160215043020j:plain
これはグルグルで倒産した江守HD。東芝やシャープもこれと同じ図になります。

ちなみに良い企業はこの逆。
「営業C/Fが大幅プラス。投資C/Fが中規模マイナス。財務C/Fが小幅マイナスでトータルプラス」が投資家に優しいです。
オープンドアは今年は上場したから財務C/Fがプラスですがいまのところベストな形です。

一見決算数字良さそうでもこの原則が崩れてる企業には絶対に手を出したらアカン。



②買掛金は「仕入高」、つまりニアリイコール売上原価。このニアリイコールの部分に罠がある
ただし、費用計上できるのは売れた分だけ。
売れ残った分は「繰越商品」として次期以降に費用計上。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1022029070

こちらはイメージしやすいですよね。

売掛金」は増えていても「将来カネになるんだからいいじゃん」って思いがちですが
「買掛金」は費用になりますからやたらと増えてたら
「おいおい大丈夫か?」ってのは誰でも思うと思います。

ただ、費用が減ってる時にも注意が必要です。

・売上が減少して費用が減ってる場合、単に「繰越商品」として次期の費用になってる可能性がある
・「繰越商品」が期ごとに積み上がっている場合、商売が停滞してる黄色信号。
・特に、中国向けの商売してるところで買掛金が大きすぎるのはヤバイ。

例としてはやはり「江守商事」です。
江守商事は売上高も上がっていたためにわかりにくかったのですが
やはり「買掛金」「繰越商品」がどんどん積み重なっており
売掛金」チェックでひっかかってるので絶対に手を出したらいかんやつなわけですね。

現時点でこれヤバイんじゃないかと思った企業としては
「ウェッジHD」「ヘリオステクノホールディング」が上げられます。
これらは営業C/Fがプラスなので今は大丈夫そうですが、もし営業C/Fが▲になったらピンチですね。
リスクが高い企業なので手を出さないほうが良いかなと思ってます。



③「のれん」「減価償却費」はP/Lでは費用になる。「製造業なら売上(製造)原価」「オフィス業務なら販管費」。
特に製造業と不動産業で大きく問題になるやつですね。
とにかく工場やら設備などやたらでかいものを購入した場合は、その翌年度から継続的に費用が発生します。
何を気をつけないといけないかというと

・購入したらちゃんとそれが年間費用以上に利益を生み出しているか

ということが大事です。

エスクリ」「放電精密」はここで躓いているので赤字が先行しています。
しかも既存の部分でもそれがカバー仕切れていない。こうならないように気をつけないといけない。

「山一電機」や「日本ケアサプライ」も
この投資部分において赤字が先行しておりますがこちらは本業がそれを補ってプラスを達成しています。
こうやって一見業績が停滞しているように見えて、プラスを維持しながら投資を継続してる企業を見つけたいですね。



あと「のれん」と「研究開発費」の理解が大事らしいですが、まだ見方がわかりません(特にIFRS会計での扱いが)

例えばそーせいGですが、ここは
2014年のヘプタレス買収時にのれんが大幅に増加して恐ろしく汚いB/Sになりましたし
去年大型買収を行ったノーリツ鋼機もかなりB/Sが汚いです。
RVHやDLEなどもB/Sの中身を理解してないとかなり怪しく見えます。

中身を理解しないとやられる可能性がありますので
ちゃんと中身を理解して、わからなければIRに確認したり、手を出さないなどの工夫いりそうですね。












本来はオープンドアの銘柄分析をするつもりだったので、余談としていちおう載っけておきます。

新規IPOのセカンダリは地合いが悪いときは危険過ぎる > <

「オープンドア」は高い成長性を見込まれる比較情報サイト「トラベルコちゃん」を運営する新規IPO
2月10日に決算発表。実は非常に好決算なのですが「一見」微妙に見える数字が出てしまい
地合いの悪さや高値掴み勢の多さ、VC爆弾への恐怖もあってストップ安貼り付けの刑を食らっています。


IPO直後の銘柄で気をつけたいこととして

①急成長中の企業や、売上利益率が高くない新規上場企業では、
前年度に急激に伸びて今年の成長率がそれほどでもない場合、
「急上昇した法人税」と「意外に高くつく株式交付費」がその年の純利益を大幅に圧迫するケース
(例:ポバール興業 とか ラクトジャパン)があります。

②又、こちらはやや悪質ですが
「上場前だけ販管費を抑制したり、仕入れ費用の次期繰越をして決算をよく見せている」ケース(例:グノシー)が
多々あるようです。

ただでさえ、業績ではなく「ボラティリティの高さそのもの」を目当てに買われてるケースが多いので
決算またぎなんてとんでもないよー。 気をつけないとー。


成長性非常に高いけどVCズブズブな会社の株価動向がどうなるかチェックするのに使いたい

ちなみに、なぜこの銘柄を選んだかというと今のところ買うつもりが全く無いからです^^
というか、この会社、そもそもVCから資金調達する必要あったのかな。
もし調達をしてたとするとかなり初期段階で調達してるはず。

この会社、上場の目的は資金調達ではなく、知名度上昇以外は完全にVCによる換金目当て。

総資産28億に対して現金20億。上場に寄る会社の現金増加はたったの5億。
しかも今期の営業キャッシュフローは(C/F計算書がないからわからないけど)おそらく6億以上あるから要らない。
で、これもC/F計算書ないからわからないけど「投資C/F」は低い。一般管理費がそれほどかからないからでしょうね。
つまり、お金余っててしかも使い道がTVCMくらいしか無いんじゃなかろうか。

しかし、このサイトの場合、リブセンスと一緒でSEOさえしっかりしていれば
TVCMは他所の会社がやってくれて、自分たちはただ待ってれば売上伸びる。
実際今年もTVCMなしで経常利益が前年比の1.5倍以上に伸びてるわけだから要らなさそうな気もする……。


また、サービスについてもまだ確信が持てていない。
この会社のサービス「トラベルコ」は確かに成長性に期待が持てるサービスかも知れません。
「旅行業界のカカクコム」と呼んで期待している人も多いように思います。

しかし、現時点では私はこういう評価をしています。

オープンドアはトラベル子ちゃん一本足打法か。
どこか大手ポータルが本気出したら一瞬で潰されそう。上場で逆に目立っちゃって良いことあるんかな。
VCから調達しちゃってるから上場しなければいけない感じなんだろうけど。

最低でもVCの比率が落ち着くまでは買いません。
ちなみにこの会社の有価証券報告書決算短信で「C/F計算書」を出してくれてないの気に入らない。


⇒ここは買いませんが、ここ関連の「エコートレーディング」という会社の株を次期決算前に買うつもりです。

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