※今回は銘柄分析ではありません。
正直まったく前知識なしに自分だけで調べたら、決算前には買わない、という判断してただろうなと思います。
チャートも壊れちゃったしVRフェアがある2月13日までに下落に耐えうる上昇が可能とは思えないので今から買おうと思ってる人には自分だったらブレーキかけるかもしれない。
取り急ぎ決算説明書読んでみました。
http://www.sun-denshi.co.jp/upload/news/255/45_2q_setsumei_20151111.pdf
こういう泥臭い技術の会社はIRあんまり親切じゃないことがおおいんですが、サン電子の決算説明書はかなり丁寧ですね。やはり減益幅が多かったからでしょうけれど。*1
事業内容が多岐にわたっている。海外比率が高いため、円安恩恵は大きい。
古くはエンタメ事業として有名だが、現在は
・「パチスロ」(こちらは徐々に縮小)
・「飲食店のホールシステム」(ジャストプランニングと提携)
・そして「情報通信関連事業」(海外向け)
のほうが大きい。
為替レートは115円設定なので今季は恩恵ありと思われる。
2016年はの業績は短期要因により大幅下方修正。2月期でもまだ負担が重たかったり新しいラインの売上が達成できてないとさらなる下方修正の可能性も
2016年はパチンコ業が低調だった上、
モバイル・ソリューション事業である
「デジタル・フォレンジック」
「モバイル・ライフサイクル」
については以下の理由から大幅未達&費用負担増大によりマイナス。
MLC、フォレンジックともに新製品・新サービス、新拠点による成長を目指したものの進捗が鈍化。前年度のEOLなどの影響も大きく、下方に計画変更。
とのこと。事業の立ち上げが遅れ、費用負担だけが大きくかかり、減収。
サン電子が今注目されているのはARにおいて最も技術的優位があるとされているから。しかし事業の利益に繋がるのは1年以降後。長期投資前提でないと苦しい可能性あり
サン電子は、パチスロとホール事業だけでは将来生き残れないと判断したのか
生き残りをかけて必死に業態転換を図っている段階。
・M2M(Bacsoft社買収)
・O2Oアプリ開発(ジャストプランニング社)
・AR(InfinityAR社、Luminus社)など
について、会社のキャパギリギリまで投資を行っている。
新規事業の収益化は2017年3月以降を見込む。
正直なところ、短期的な決算はかなり厳しい。
すでに下方修正済みであるとはいえ、モバイル・ソリューション事業はさらなる下方修正はありそう。前回の下方修正が非常に慎重であり、かつ想定外の円安恩恵が得られているようなら若干上振れしている可能性もある。
気になるのはモルガンのやたらと強気な空売り圧力。初手からいきなり25万株以上の売りを放り込んでくる始末。何を根拠にこんなアホみたいに売りを入れてきたんだ?
ちなみに「エクセル」という会社にOXAMとGSが強引な売り崩しを入れてきた時は、決算は悪くなかった。むしろかなりよくて決算後20%以上の価格上昇をした。こちらはなんだろうね……?
短期的ではなく長期的に実現可能「かもしれない」技術のために今大きくポジを取ることは正義なのか?
⇒NO。それじゃゲーム株投資と変わらない。投資するなとは言わないが全力でいってはいけないやつ。負担できるリスクは1000株程度までであるべき。今3000株という失敗したら取り返しがつかないダメージを受けそうな量を買ってしまっている。含み損に耐えるなら1000株まで、つまりちゃんと買い平均まで来た段階で一定枚数以上のものは撤退スべきだった。大失敗。
今後の方針について
ここは信用買い残りが多く、機関の売りも入っている。賃借銘柄なので売りも可能。これ私が一番嫌いではあるが得意でもある山一電機パターンか……。
しかも山一電機と違って業績が良くないことを考えると「放電精密加工研究所」と同じパターンかもしれない……。つまり、一時的に噴く可能性はあるがそのあとは1年間塩漬けの危険性がある。
今まではチャートから見て、材料もいいし放っておけば1000円くらいまでいってくれるという淡い期待を持っていたけれど、ここからは損失抑えながらうねうねとつきあっていく覚悟でこの銘柄と接しないとダメかもしれない。
そこまでやる価値が有るのかどうかも微妙になってきたなー。
とにかくもう買ってしまってる以上ここで損切りはしたくないから決算はまたぐけれど、決算日は両建てでカバーする。
空売りを併用するとはいえ最悪660円までの下落に耐えろっていうのか……
辛いな……。
*1:この点「ラクトジャパン」はクソ決算の上にIR説明はたさなかったので個人的にはちょっと嫌いになりました