ワールド・エンド・エコノミカが大好き

主に日本株の銘柄分析をしています。 「WEE」のバートン氏のような格好いい投資家になるのが将来の夢です。

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ラクトジャパン

「テクニカル」「業績」「株式の需給(特に浮動株の少なさ)」を意識して分析します。

総論。

株式の需給 ○
成長性   ○ (アジア進出による成長期待はかなり高いが確認が必要)
テクニカル △
材料    ○ (国内での乳製品輸入の需要増、TPP関連銘柄)
その他   ○ (一部昇格を意識して言えると思われ、優待新設や株式分割の期待が高い)

長期投資で考えるのであれば、できれば1450から1500で買いたい・・・・・。


事業内容 成長期待は○

取り扱いの難しい生乳の輸入調達を中心とし、製品の加工・商品開発まで行う独立系商社。国内で乳製品の輸入を大きく取り扱っているのはこの会社と三菱商事くらいです。日本についてはある程度販売ネットワークが確立しており国内の酪農者の減少に対して売上増加の見込み。ただし今後は国内よりもアジアへの拡大が期待される。
今年IPOだが、調達資金はこのアジアへの進出を加速させるためのモノ(調達資金の用途参照)で好感が持てます。

手取り金はシンガポールやタイの製造子会社を始めとするアジア事業への投資に充当する。


◆商売上の強み

①日本市場で培った厳しい衛生基準で製造し、高品質な製品を提供する
②ユニークなアプリケーションの紹介
③顧客本位の商品開発(マーケットイン)

地域別の売上高は、国内が82%で、アジアは17%だが
高度成長期を迎えたアジア諸国では、中間所得層の増加に伴い乳製品の需要の伸びが期待できる

株式の需給はIPO銘柄として考えると◎

特定株主にベンチャーが全くいないのはかなり高評価。
四季報では特定株が67.9%とありますが、その他がすべて0%になっていてわからない……。
発行株式数が500万株で浮動株32%で、つまり150万株程度。あれ、10000単元しかない???


また、この会社は商売の性質上絶対に東証一部上場目指してると思うので、株主数を増やしたいよね。
2200人にするためにはどこかで優待新設、株主分割あるいは立会外分売をすることになったりするのかな?


業績予測 今期△、来期は持ち直すのでは?

考慮スべき要素が多くてむずかしいです。

目論見書を読むと、今までずっと売上が伸び続けていたものが今年に入って落ちています。
これについてですが、5月期の売上減少の原因が一過性のものであることがわかったので一安心。

販売数量については持ち直していますが、海外部門での売上価格下落がかなり痛い
また、中国における需要減少や売上価格の下落による利益率低下も不安材料です。
しかしこれはちゃんと見越して業績予測を立てており、計画達成の見込みは高いと思われます。

→決算発表の結果、2015年度は「計画未達」になりました。


それよりも問題なのが来期業績予測ですね。来期の見通しが良いのか悪いのかどうか。
これについてですが、売上下落の要因が一過性のものであったことから期待は高いです。
国としても去年のバター不足騒動などから輸入量を増加させる意思を明らかにしておりさらにTPPについても乳製品の輸入は推進することを目指しています。さらにアジアへの投資が一段落ついたところで、アジアへの供給量が増加することが期待されます。
これにより売上高は確実に今年より増加すると思われます。

しかしTPPによって輸入量は増加し売上は大きく利益に繋がると思いますが価格競争に巻き込まれて利益率が下がる恐れもあります。
四季報の予測では経常利益率の増加をかなり高めに見ているようですが果たして…・・・。

→来期予想は売上も大幅下方修正でした。おそらくかなり保守的につけてるとは思うもののそれにしても低すぎる


円高恩恵は期待してはいけない

輸入メインの商社のため、売上利益は円高の恩恵を受けやすいです。
しかし前回120円より上で為替予約を設定していると思うため
円高になれば売上利益は上昇するでしょうが経常利益はむしろ下がる気がします。
商社にとっては肝心なのは経常利益であるため、ここがどうなるかが大事です。

※3Qは営業利益2億に対して為替差益11億で経常利益が12億になっています。



チャート 優待や円高思惑で上げているがおそらく公募価格付近まで調整されるはず

今まで公募価格である1400円ラインをウロウロしていたのですがなぜか年末にいきなり200円上昇。あわや上場来高値か、というような動きでした。残念ながら商社として考えるとPER11というのは決して割安ではなく、それが円高メリットの恩恵を想定しているものなら私のシナリオと異なるため1450くらいまで落ちてくるのを待つことになりそう。


ここに投資する理由があるとすれば、とにかく
「国内での乳製品・牛肉製品販売数量増加=輸入量増加」
「TPP関連銘柄として恩恵」
「アジアでの乳製品の供給量増加」です。

それらはどれも先のトレンドになるためもう少し待ったほうが良いと思います。



以下はメモです。

前期マイナス要因がどの程度解消されているか 「輸入業」としてのリスクと「食品業」としてのリスクの両方を考慮する

①乳原料・チーズや食肉加工品部門で供給量不足による販売数量の減少を見込むほか、
アジア事業で米国産の飲料メーカー向け乳原料の価格競争力低下などが響く。

②PED(豚流行性下痢)の影響で同社の主力製品である米国産豚肉の取扱いが減少
米西海岸で発生した港湾労働争議の影響から売上高は減収

③為替変動に伴う売上原価の上昇によって収益が悪化。
経常利 益には為替ヘッジによる差益を計上 する。中国での需要減退などを背景 とした乳製品の価格下落もマイナス

当社の輸入取引における仕入契約は原則として外国通貨建てとなっており、為替変動リスクを回避するため、仕 入契約締結の際に金融機関と為替予約を結んでおります。当社は仕入計上時期を船積日としており、また仕入契約 締結から商品が船積みされるまでは平均2~3ヶ月の期間があり、その後平均1ヵ月後に仕入代金の決済を行います が、仕入契約締結時(為替予約締結時)から船積みまでの間に為替相場が変動した場合には、その影響が円建ての仕 入金額を通じてその後の売上計上時において売上原価に反映されるとともに、仕入計上時の円貨換算額と仕入代金 の決済時の円貨額(為替予約による円貨額)との差額が営業外損益に計上されます。また為替相場が急激に変動し た場合において仕入代金決済後、在庫として保有し翌四半期以降に販売するときは、翌四半期以降の売上原価に影 響を与えることがあります。

プラス要因(9月)がどう変化しているか =国内需要は今後も伸びることと、設備投資の一段落

①国内酪農家の離農によって生乳生 産量の減少が継続しており、これに 伴って輸入需要が高まってビジネ スチャンスとなっている。


②TPP(環 太平洋戦略的経済連携協定)関連の テーマ性。
今後のTPP交渉の進展に伴い、当社グループの主力商品である乳原料、チーズさらに食肉加工品などに関する日 本における関税が引き下げられた場合には、海外からの輸入数量は飛躍的に増加する可能性がありますが、一方でこ れは競争の激化を引き起こす可能性があり、当社としては、両刃の剣でもあると認識しております。こうした事態に 対応するため、当社グループとして、今までに増してサプライソースの確立・強化のために海外拠点の充実を図ると ともに、外国間取引を強化(主にアジア諸国向け)してまいります

③アジアへの工場への投資負担一段落。


④国内の乳飲料メーカーへの販売回復
http://www.shoeifoods.co.jp/html/fimg/topic/150703025907.pdf
国策としても輸入を増加させる傾向にあり。

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