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「不幸でありたいと願う人間のクズを幸せにするという娯楽」

中途半端に幸福になるくらいだったら不幸のほうがマシだという人がいる。



・幸福よりもアイデンティティの方が重要である。

・細かい話や多様性なんて嘘っぱちであり、世界はデッドオアアライブのようにわかりやすい二分法でできている。

損切りが出来ない。システムが「それをすてるなんてとんでもない」というメッセージを出す

・自分を不幸にした人間に責任を取らせなければならない。それが正義だ。

こういう思考が重なると、幸福よりも不幸を求めるようになってしまう。


一度手放さない限り、<己が不幸であるという事実>はずっと出血を止めない。

しかも、ずっと自分の大部分を占めているから、他のものを所有する余力が持てない。

「自分が何者であるのかわからない」よりは不幸であるほうが良い。

いまさら新しいものを取り入れるなんて許されない。

だから、幸せになれないなら、せめて不幸になりたい。それが自分だ。自分はそういう存在なのだ。





「Episode108 モーニンググローリー」より

幸せになりたいという欲望が地球を回している。
時々そのエネルギーをうっとうしく感じる。
止まってしまえばいいのに。
昏い宇宙の隅で静かに凍りつく惑星を
私は見たい

わかっている。ここに居る限り解放されることはない。
いつまでも傷口は開き
裏切りは重く
幸福はただあさましく
そして私はすべてを許せぬまま
許せないことをたった一つの証明として


実利だけ考えればこういう人間は見捨てるに限る。

ただ、そういう人間のアイデンティティをぶち壊して
むりやり幸福にしてやるのってすごく面白いと思う。


「そう、僕は生まれながらにして不運を背負った少年。
不幸こそが僕の宿命。」

「っていうおもしろがいるんだけど、肥やして幸福にしてみない?」

「他人のアイデンティティを壊すのって最高の暇つぶしだよな」

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