よくわからんけどランス9において、
ペルエレと、ミネバの弟であるマハ(マイトレイア)が気になる。
人生への諦観を含んだ眼差しが辛い。
それでもペルエレのは自分にあたえられた運命へ抵抗しようとして、
そこからこの物語が始まったと言っても良い。
一方、マハは、自分の運命に勝てなかった。
人並みの幸せとか……
地位とか権力とか、恋する喜びとか、愛される嬉しさとか、
人として当たり前の権利とか……
この国の人間……全員でよってたかって、
あんたから奪っていっちゃったわね。
私に言えるこっちゃないけどさ。
こんなのいらんから、助け出しなさいってのよ。
……できたらとっくにやってるのよね。
いいけどさ、お互い立場ってものがあるから。
それに、私もシーラも……今更助けられても……手遅れだし……
二錠あるのは…暗殺を疑われる私用かな。
…………
……もう、いっか。
私も飽き飽きしていたところだし。
「あんたも……
私も……
なんのために、生まれてきたのかしらね……
こんな終わり方するためじゃなかったと思うんだけど……」
「……」
「生まれてこなけりゃよかったね。」
「…………ね」
つい最近、ヴィンランド・サガ13巻を読んだ時にも
同じようなことをいって生きることを拒否した女の人がいた。
生きるということはアルネイズの問いに応えることだと
この作品の主人公であるトルフィンは言ってたなー。
ランスシリーズは、やはりランスの運命を変える力が最大の魅力だよね。
ご都合主義だろうが、神の手のひらの上だろうが、
目の前の女の子を強引にでも救っていく力強さに憧れる。
ランスのそばに居て、女の子たちが自分でアルネイズの問に答えを出して自立していく。
かつてシティーハンターにもあったこの展開が、私はやっぱりものすごく好きなんだと思う。
私も、まず自立しないとな…。